BeagleBone Black Rev.Cに関する個人的メモ
##仕様
BeagleBone Black Rev.C
CPU : ARM Cortex-A8
MEM : 512MB DDR3 RAM
eMMC: 4GB
OS : Debian
Interface : USB/LAN/HDMI/microSD (SDHC対応)
##SSH接続
ここでは、あらかじめeMMCにインストールされているDebianにSSH接続する。
有線LANを用いてBeagleBoneをルータに接続。
ターミナルソフトからSSH接続をする。なお、パスワードは無し。
$ ssh root@beaglebone.local
Ubuntu 14.04をSDカードにインストール
インストール
DebianがインストールされたBeagleBoneにSSH接続した後、microSDをBeagleBoneに挿入し、以下のコマンドを実行。
$ wget https://rcn-ee.net/deb/microsd/trusty/bone-ubuntu-14.04-2014-05-06-2gb.img.xz
$ unxz bone-ubuntu-14.04-2014-05-06-2gb.img.xz
$ sudo dd if=./bone-ubuntu-14.04-2014-05-06-2gb.img of=/dev/mmcblk0
※ubuntuのイメージデータの解凍、そしてSDカードへのOSのインストールは時間がかかるため、気長に待つ。
インストール終了後、BeagleBoneを一度シャットダウンする。
$ shutdown -h now
###起動
USBポート側にあるSW2を押しながら電源を投入することで、SDカード上のOS(Ubuntu)がブートされる。
Debian時と同様にターミナルからSSH接続をする。
なお、パスワードは temppwd である。
$ ssh ubuntu@ubuntu-armhf
###新規ユーザの追加
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sudo権限を持ったユーザの追加をする。
$ sudo adduser ユーザ名
※
adduser
コマンドではホームディレクトリは作成されないことに注意。 -
管理権限グループへの追加
$ sudo gpasswd -a ユーザー名 sudo
##ローカルホスト名の変更
デフォルトである ローカルホスト名 ubuntu-armhf を任意のローカルホスト名に変更する
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ローカルホスト名の確認
$ hostname ubuntu-armhf
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ローカルホスト名の編集
hostname
コマンドで任意のホスト名に変更$ sudo hostname hogehogefoobar.local
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/etc/hostnameの編集
hostname
を使用した場合、/etc/hostname
も書き換える必要がある。$ sudo nano /etc/hostname
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再度ローカルホスト名の確認
ローカルホスト名が変更されていることを確認$ hostname hogehogefoobar.local
変更したローカルホスト名は再起動後、適用される。
##無線LAN設定
BeagleBoneにUSBタイプの無線LANを増設することで、ワイヤレス接続を可能にする。
今回使用した無線LAN子機はBUFFALOのWLI-UC-GNM2である。
WLI-UC-GNM2はUSBに接続するだけで、ドライバ認識される。
下記のコマンドを実行することで、無線LANが認識されているか確認することができる。
$ iwconfig
下記のコマンドを用いて無線LANの設定を行う。
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SSIDとパスワードの設定
$ sudo nano /etc/network/interfaces
auto wlan0 iface wlan0 inet dhcp wpa-ssid "接続先のSSIDの名前" wpa-psk "パスワード"
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無線LANの有効化
$ sudo ifup wlan0
※ 無線LAN経由でSSH接続した場合、当環境では有線LANと比べて多少のラグが感じられた。
Ubuntuの無線LANが遅い時の対処 にて解決策を記載
##zshの導入
デフォルトのシェルからzshへ変更する。
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zshのインストール
$ apt-get install zsh
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デフォルトのシェルの変更
$ chsh Password: Changing the login shell for USERNAME Enter the new value, or press ENTER for the default Login Shell [/bin/bash]: /bin/zsh
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変更の確認
ターミナルに再度入り直すと、デフォルトシェルが変更される。
以下のコマンドでデフォルトシェルの確認ができる。$ echo $SHELL /bin/zsh