8
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

kintoneで名刺管理アプリを作ってみよう

Last updated at Posted at 2016-11-14

はじめに

簡単な名刺管理アプリを、はじめから作ってみましょう。
kintoneでは、「kintone アプリストア」にさまざまなアプリがあらかじめ用意されていて、ストアから選ぶだけでもアプリを追加できます。ただし、アプリを業務で使うためには、実際の業務に合わせたカスタマイズが必要です。ここでは、簡単な名刺管理アプリをはじめから作成し、アプリの設定の流れと基本的な操作を学習しましょう。

これから作るアプリ

頂戴した名刺を管理するためのアプリを作成します。名刺画像と合わせて管理できるのが特徴です。

スクリーンショット 2016-11-07 9.58.57.png

アプリ作成の流れ

Step 1:アプリに必要な項目を検討する

Step 2:アプリを作成する

Step 3:アプリの動作を確認する

Step 4:運用を開始する

Step1 アプリに必要な項目を検討する

必要な項目をリストアップする

名刺管理アプリに必要な項目を検討します。今回作成するアプリでは、次の6つの項目を作成することにします。

  • 名刺画像
  • 名前
  • 会社名
  • 所在地
  • 印象
  • 投稿者

Step2 アプリを作成する

アプリを作成する

アプリを作成し、アプリ名を設定します。

  1. kintoneのポータルの「アプリ」欄にある「+」をクリックします。
スクリーンショット 2016-11-07 11.31.22.png
  1. [はじめから作成]をクリックして、空のアプリを作成します。
スクリーンショット 2016-11-07 11.32.23.png
  1. アプリ名を「名刺管理」と入力します。
スクリーンショット 2016-11-07 11.34.52.png

一般設定をする

アプリの用途に合ったアイコン、デザインテーマ*、アプリグループなどを設定します。
*デザインテーマの設定は、kintoneを旧デザインで使用している場合のみ適用されます。

  1. [設定]->[一般設定]->[アイコンと説明]をクリックして、次の項目を設定します。
  2. 「アイコン」で、用途に合ったアイコンを選択します。
  3. 「アプリグループ」で、「Public」を選択します。
  4. 画面左上の[保存]をクリックして、設定を保存します。
スクリーンショット 2016-11-07 11.52.59.png

入力フォームを設定する

データの入力フォームを作ります。kintoneでは、フォームにフィールド(入力項目)をドラッグアンドドロップするだけで、フィールドの配置や並び順を設定できます。

  1. [フォーム]をクリックします。
  2. フィールドをドラッグアンドドロップで配置します。 上から順に次の6つのフィールドを配置します。
  • 添付ファイル
  • 文字列(一行)
  • 文字列(一行)
  • 文字列(一行)
  • 文字列(複数行)
  • 文字列(一行)
  1. 配置したフィールドの名前とフィールドコードを変更します。
    配置した「文字列(1行)」フィールドの右上にマウスを乗せ、が表示されたら、[設定]をクリックします。
    その後、「フィールド名」と[フィールドコード」を次のように変更します。
フィールド名 フィールドコード
添付ファイル 名刺画像 image
文字列(一行) 名前 name
文字列(一行) 会社名 company
文字列(一行) 所在地 location
文字列(複数行) 印象 impression
文字列(一行) 投稿者 submitter

4.画面左上の[フォームを保存]をクリックして、フォームを保存します。
スクリーンショット 2016-11-07 12.08.00.png

一覧を追加する

「一覧」では、レコードの一覧画面の表示形式を設定します。
ここではすべての項目を表形式で表示するように設定します。

  1. [一覧の追加]をクリックします。
  2. 「一覧名」に「名刺情報の一覧」と入力します。
  3. 「レコード一覧の表示形式」で、「表形式」を選択します。
  4. 「名刺画像」「名前」「会社名」「所在地」「印象」「投稿者」フィールドをドラッグアンドドロップして、左から順に並べます。
  5. 画面左上の[保存]をクリックして、設定を保存します。
スクリーンショット 2016-11-07 12.23.19.png

Step3 アプリの動作を確認する

作成したアプリの動作を確認します。

レコードを追加する

  1. アプリの設定画面の下から2番目にある[アプリの動作テスト]をクリックします。 アプリの動作を確認するためのテスト環境が起動します。テスト環境で入力したデータは、テスト環境だけに保存されます。
スクリーンショット 2016-11-07 12.30.30.png
  1. レコードを登録するため、[+] アイコン をクリックします。
スクリーンショット 2016-11-07 12.33.15.png
  1. 各項目を入力し、[保存]をクリックします。 レコードが保存されます。
スクリーンショット 2016-11-07 12.31.39.png

登録したレコードを確認する

アプリの一覧で、登録したレコードを確認します。

  1. 画面の左上の「名刺管理」をクリックします。 登録したレコードが表示されます。
  2. [アプリの設定に戻る]をクリックして、「アプリの設定」画面に戻ります。
  3. [アプリを公開]をクリックし、[OK]をクリックします。 アプリの運用が開始され、自動的にポータルに移動します。ポータルの「すべてのアプリ」欄に、作成したアプリが表示されています。

他のサービスから連携するために

他のサービスから連携するために、アプリのAPIトークンを取得し、ドメイン名、アプリIDをメモしておきます。

APIトークンを取得する

  1. アプリの設定画面の[カスタマイズ]から[APIトークン]をクリックします。
  2. [生成する]ボタンをクリックしてAPIトークンを生成します。生成したトークンはメモしておいてください。
  3. アクセス権を設定します。「閲覧」「追加」「編集」「削除」をONにして左上の保存をクリックします。
スクリーンショット 2016-11-07 12.45.04.png

APIトークンは絶対に他人に漏れないようにしておいてください。

ドメイン名とアプリIDをメモする

公開したアプリのURLを見ると以下のようになっています。

このうちドメイン名とアプリIDをメモしておきます。

おわりに

どうでしたでしょうか?簡単にアプリを作れたのではないでしょうか?
以下の点はチェックしておいて下さい:

  • フィールドは6つ用意したか
  • フィールドコード名が間違っていないか
  • APIトークン、ドメイン名、アプリIDをメモしたか

次はGoogleのVision APIとNatural Language APIを組み合わせて名刺から情報抽出を行います。
以下の記事へ進んでください。

記事まとめ

今回のハンズオンの内容は3つの記事にまとめています。

事前準備は以下の記事からお願いします。

参考

8
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?