Node.jsをChromeOSにインストールしたい
ChromeOSで開発環境を整えるべく、開発者モードにしたりchromebrewを入れたりすると思いますが、それだけではNode.jsをインストールできません。
しかし、Node.jsのバージョン管理をするnvmを経由すれば、比較的簡単に環境を整えることができます。
バージョン切り替えができたほうが楽なので、nvmをインストールし、そこからNode.jsをインストールします。
下準備
- 開発者モード導入済み
-
/home/chronos/user/
をプログラム実行可能なように再マウント済み
前者は腐るほど資料があるので探してください。
後者は Chromebookで開発環境を整えるためにしたこと にも書いていますが、以下コマンドを実行したり、.bashrc
に追加して毎回実行するように仕込んでおくことで実現可能です。
sudo mount -i -o remount,exec /home/chronos/user/
ここまで準備ができたらインストールです。
nvmのインストール
nvmのインストールについては、リポジトリの説明に書いています。
今だと以下のようなコマンドでインストール可能です。
ターミナルを立ち上げ、shell
コマンドを実行した後以下コマンドを実行します。
wget -qO- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.32.1/install.sh | bash
自分の環境ではbashが何故か使えなくなったので、 /bin/sh
で代用しました。
あとは再ログインをしろと言われるので、一度shellから exit
で脱出後、再度 shell
を実行してください。
Node.jsのインストール
まずはインストール可能なバージョンを調べます。
nvm ls-remote
たくさん出てくると思います。
とりあえず 6.9.1
をインストールするものとします。
nvm install 6.9.1
これでインストール可能です。
nvmは環境変数 NVM_DIR
を利用し、パスがデフォルトで /home/chronos/user/.nvm
なので、プログラムが実行可能なように再マウントしていれば、ちゃんとインストールして使えるはずです(実行はできずとも、ここまでのインストール作業は成功します)。
試す
試しに実行します。
ソース hello.js
console.log( 'Hello' );
コマンド
node hello.js
これで Hello
と表示できれば成功です。