古いDoxygenを利用してドキュメントを生成する必要があったため、古いDoxygenをHomebrewで（ムリやり）管理できるようにする方法をまとめました。
※ 今回利用したかったDoxygenのバージョンが古く、cmakeでのビルドにも対応していないバージョンだったため、以下のような方法を採用しています。
※ cmakeでのビルドに対応している場合は他のやり方を採用した方が良さそうでした。
今回の検証環境
| 環境 | バージョン |
|---|---|
| macOS | High Sierra 10.13.2 |
| Homebrew | 1.4.3 |
| Doxygen（最新バージョン） | 1.8.14 |
| Doxygen（旧バージョン） | 1.8.5 |
最新バージョンのDoxygenをHomebrewでインストールする
brew install doxygen
最新バージョンをコピーして、旧バージョン用のフォルダを作成する
cd /usr/local/Cellar/doxygen
# cp -r ${最新バージョンフォルダ} ${旧バージョンフォルダ}
cp -r 1.8.14 1.8.5
旧バージョン用のdmgファイルをダウンロード＆マウントする
旧バージョンのdmgファイルは公式サイトのOlder releasesに記載されているリンク辿っていくとダウンロードできます。
dmg内のdoxygenコマンドを旧バージョンフォルダにコピーする
# cp -f ${マウントしたdmgフォルダ}/Doxygen.app/Contents/Resources/doxygen ${旧バージョンフォルダ}/bin/doxygen
cp -f /Volumes/Doxygen/Doxygen.app/Contents/Resources/doxygen 1.8.5/bin/doxygen
HomebrewでDoxygenを旧バージョンに切り替える
# brew switch 旧バージョン
brew switch doxygen 1.8.5
以上の作業で、Homebrewでインストールできない古いDoxygenをHomebrewで管理できるようになります。