この本の環境として、CentOS7が求められていたので、Ubuntuの入ったマシンにCentOS7を上書きインストールした。
CentOSのインストール前後の設定でつまづいたので、対処法をメモ。
CentOSのインストール時
インストールするソフトウェア
デフォルトは最小構成になっており、ユーティリティやGUIはインストールされない。
Linuxの習熟度がそこまで高くもないので、ユーティリティとGNOME Desktop環境はインストールするように指定。
パーティション
以前は無駄に細かく設定していたが(後述の問題の原因にもなっているので良いこと特になかった)、
大した用途に使うわけでもないので下記のように設定。
マウントポイント | サイズ |
---|---|
/boot | 500 MB |
swap | 8 GiB |
/ | 50 GB以上の適当な値 |
/home | Ubuntuそのまま |
「/」と「/home」のサイズは適当。
「/boot」と「swap」のサイズは以下のページを参考に決定。「/boot」は300 MBもあれば十分らしいが、一応500 MBに設定。
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/6/html/installation_guide/s2-diskpartrecommend-x86
蛇足だが1 GiB = 2^30 B。1 GB =10^9 Bらしい。GiBを使うと正確に2の累乗が表現できるということ。
パーティションサイズが指定できない問題への対処
CentOSの/bootのパーティションのサイズを指定した時、サイズが94MBから変えられない問題に遭遇(/boot以外のマウントポイントでも類似の問題発生)。
元のUbuntuの/bootパーティションのサイズが94MBであり、それがそのまま使われてしまうらしい。
インストール作業を開始する前に、GPartedでいらないマウントポイントを事前に削除することで解決(GPartedはLive CDのLinuxから利用)。
CentOSのインストール後
ネットワークつながらない問題への対処
デフォルト(自分がインストールの流れで設定を飛ばしただけかも)で自動接続になっていないことが原因。
手動で接続 & 自動接続すれば解決。
「アプリケーション」→「システム・ツール」→「設定」→「ネットワーク」→「有線」のトグルをオンに切り替えることで手動接続。
そこから、有線の設定ボタンを押し、「自動接続する」にチェックを入れて適用すれば、次回から自動接続するようになる。
LANドライバが誤って選択される問題への対処
PCのLANがRealtek 8111Cなのだが、本来R8168のドライバが必要な所、R8169のドライバが使われてしまう問題。
通信は一応できるが、通信が不安定になるらしいので対処。
基本的に、以下のページの手順で解決。
http://pt326.hatenablog.com/entry/2015/10/07/233756
ただし、ELRepoのURLが古そうだったので、上記のページから最新のURLを調べて設定。
http://elrepo.org/tiki/tiki-index.php
他のPCからGitLabにアクセスできない問題への対処
本では、GitLabのURLが「http://:8080」となっているが、CI環境ホスト以外のPCのブラウザからアクセスしてもつながらない。
原因は、httpサービスを公開していないから。以下のURLに記述した手順を実施して対処。
https://qiita.com/zigenin/items/875931dc83a62a1ddbd4