Docker

【参考訳】Docker 1.12 のリリース情報(changelog)

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こちらにリリース情報があったので、機能確認用に翻訳しました。

https://github.com/docker/docker/releases/tag/v1.12.0

参考程度にどうぞ


Builder(ビルダー)


  • Dockerfile の新しい HEALTHCHECK 命令は、ユーザ定義ヘルスチェックをサポート

  • Dockerfile の新しい SHELL 命令は、Dockerfile でコマンド実行時に使うデフォルトのシェルを指定

  • Dockerfile ディレクティブに #escape= を追加。プラットフォーム固有のパスをパースできるようにするため


  • .dockerignore ファイルでコメント機能の追加

  • Dockerfile で UTF-8 をサポート


  • Dockerfile.dockerignore に UTF-8 があってもスキップ

  • Windows: ARG が Linux と一致するように

  • ブリッジ・ネットワークが無効で構築しようとする時のエラーメッセージを修正


Contirb(貢献)


  • Centos 7 と Oracle Linux 7 で seccomp の有効化

  • mount propagation 共有のため、 systemd unit から MountFlags を削除


Distribution(配布)


  • デーモンのフラグに --max-concurrent-downloads--max-concurrent-uploads を追加。ネットワーク接続が複数のダウンロードやアップロードに対応していない場合に有用

  • レジストリ操作のため、 ALL_PROXY 環境変数を導入


  • docker load でユーザがより詳しい情報を表示できる

  • レジストリはイメージの push か pull 時、常に digest メタデータを保存


Logging(ログ記録)


  • syslog ロギング・ドライバで DGRAM ソケットのサポート


  • docker logs でログのタグを表示できるよう --details オプションの追加

  • syslog ロガーで env と label に対応

  • syslog-format オプションに rfc5424micro を追加したため、syslog タイムスタンプはマイクロ秒の精度に対応

  • コンテナ作成時、daemon log オプションを継承

  • ログのメッセージ・タグから docker/ を削除し、 {{.DaemonName}} に置き換え。これでユーザはオプションで prefix (接頭語)を変更可能に


Networking(ネットワーク機能)


  • IPVS を使った仮想 IP ベース(Virtual-IP based)の内部およびイングレス(ingress)ロードバランシングを内蔵

  • イングレス・オーバレイ・ネットワーク(ingress overlay network)を使うルーティング・メッシュ(routing mesh)

  • 暗号化コントロール・プレーン(encrypted control-plane)とデータ・プレーン(Data-plane)を使う、安全なマルチホスト・オーバレイ・ネットワーク機能

  • MacVlan ドライバは実験用ではなくなる


  • network lsdriver フィルタを追加


  • docker ps --filterdriver フィルタを追加


  • createrunnetwork connect の各コマンドで、コンテナのリンク・ローカル・アドレスを指定するための --link-local-ip オプションを追加

  • ネットワーク・ラベル・フィルタを追加

  • Swarm モードでは、オーバレイ・ネットワーク機能のために外部に依存していたキーバリュー・ストアへの存性を削除

  • デフォルトのネットワーク・エイリアスとして、コンテナのショート ID を追加


  • run オプションの --dns--net=host が相互排他ではなくなる

  • コンテナ作成時の名前を変更した時に発生する DNS 問題を修正

  • inspect 出力でアドレスの一貫性を保つため、 network inspect -f {{.Id}}network inspect -f {{.ID}} の両方をサポート


Plugins (experimental)(プラグイン:実験的)


  • 新しい plugin コマンドは、サブコマンド install, enable, disable, rm, inspect, set でプラグインを管理


Remote API (v1.24) & Client(リモート API とクライアント)


  • バイナリを2つに分割: docker (クライアント)と dockerd (デーモン)


  • docker images --filterbeforesince フィルタを追加


  • docker search--limit オプションを追加


  • docker search--filter オプションを追加


  • docker info 出力にセキュリティの項目を追加


  • docker info 出力に insecure registry (安全ではないレジストリ)の項目を追加

  • TLS ユーザ情報を使った Docker 認証の拡張

  • devicemapper: docker info を通してシン・プールの最小空き領域を表示

  • API は一貫性を保つために、JSON オブジェクトでエラーを返す


  • docker run -i --restart で終了状態を回避

  • API/CLI でホスト名確認時の不一致を修正


  • stats における表示容量をバイト容量の形式で統一

  • authz:リクエスト拒否時は forbidden 終了コード(403)を返す

  • Windows:tty 関連の表示問題を修正


Runtime(ランタイム)


  • デーモンのフラグに --live-restoreを追加。デーモンが停止してもコンテナが起動し続けるようにし、デーモン起動後は再度管理できるように

  • OCI 互換ランタイムの追加機能( --add-runtime )と、 createrun 時に --runtime で選択できるように

  • Linux 4.0 以上の multiple lower directory で、新しい overlay2 graphdriver をサポート

  • load/save イメージの新しいイベント

  • systemd を通したデーモン設定の再読込をサポート

  • btrfs でディスク・クォータをサポート

  • zfs でディスク・クォータをサポート


  • docker run --pid=container:<id> をサポート

  • デフォルトの seccomp ptofile を選択したケーパビリティで調整

  • デーモンが設定を読み直す時のため、 daemon reload イベントのサポート

  • バイナリ形式の実行をトレースするため、pprof プロファイラ trace ケーパビリティを 追加


  • detach イベントの追加


  • --sysctl で sysctls の設定をサポート

  • devicemapper では、 createrun--storage-opt フラグで size を指定可能に

  • デーモンのフラグに --oom-score-adjust を追加。デフォルトは -500 で、これを下回る前にコンテナを停止(kill)


  • runbuildcreateupdate--cpu-shares のエイリアスとして -c

  • eCryptfs マウントでは aufs と overlay graphdriver を使えないように

  • tmpfs マウント処理時の問題を修正


  • docker ps -a -f exited=0 で、作成したコンテナが残り続けないように

  • "Removal In Progress"(削除進行中)の状態でスタックしてしまうコンテナの問題を修正

  • run/reate コマンドで何もしていしないとき、HTTP 400 ではなく 500 を返すバグを修正

  • detach キーを保持していないのに入力と一致する --detach-keys のバグを修正


  • --privileged モードの使用時は、SELinux ラベリングを無効化

  • ボリュームをコンテナにマウント時、 /etc/hosts , /etc/resolv.conf , /etc/hostname を SELinux でリラベルしない

  • マウント・オプションに関して、 --tmpfs 挙動の一貫性のなさを修正

  • デーモンのハングと起動に関する問題を修正

  • docker がクラッシュする特定の場合に、journald の再起動を阻む SIGPIPE イベントを無視

  • エラーでも stats リストからコンテナを削除しない

  • デーモン再起動時の on-failure ポリシーの挙動を修正

  • コンテナが別のコンテナのネットワークを使う時、 stats の問題を修正


Swarm Mode (Swarm モード)


  • swarm (クラスタ)を管理する新しい swarm コマンドと、サブコマンド init, join, join-token, leave, update

  • 新しい service コマンドは swarm 全般のサービスを管理。サブコマンド create, inspect, update, rm, ps

  • 新しい node コマンドは swarm ノードを管理。サブコマンド accept, promote, demote, inspect, update, ps, ls, rm

  • (実験的!) 新しい stackdeploy コマンドで複数のサービス・アプリケーションの管理とデプロイ


Volume(ボリューム)


  • local と global ボリューム・スコープ(network スコープと類似)のサポート

  • volume ドライバに Status フィールドの追加

  • ボリュームで name/driver フィルタのサポート

  • ボリューム・ドライバが2つの異なった呼び出しができるよう、 Mount/Unmount 操作は opaque ID を受信

  • まれにボリュームを削除できない問題を解消

  • Windows:自動作成するホスト・パスが Linux と一致するように


DEPRECATION(廃止機能)


  • 環境変数 DOCKER_CONTENT_TRUST_OFFLINE_PASSPHRASEDOCKER_CONTENT_TRUST_TAGGING_PASSPHRASE は、 1DOCKER_CONTENT_TRUST_ROOT_PASSPHRASEDOCKER_CONTENT_TRUST_REPOSITORY_PASSPHRASE` に変更


  • syslog-tag, gelf-tag, fluentd-log ログオプションを廃止し、フレーバーは一般的な tag

  • API でコンテナ起動時、 HostConfig を渡す機能を廃止

  • docker tag の -f / --fore フラグを廃止


  • /containers/<id|name>/copy エンドポイントを廃止


  • docker ps フラグで --since--before を廃止


  • docker import で古い3つの形式を廃止


参照元

https://github.com/docker/docker/releases/tag/v1.12.0