Claude CodeのようなAIコーディングエージェントには、コードだけでなくPull RequestのDescriptionや記事の下書き、メール文面といった「文章」を書かせることも多いと思います。ところが、書かせたあとの修正指示が意外と面倒でした。「2つ目の見出しの下の段落、〜という表現を…に変えて」のように、直したい場所を自分で説明する必要があるからです。
この「AIの成果物のうち、コード以外のものはレビューしづらい」という不満が、Plannotatorというツールでかなり解消されたので紹介します。
コードのレビュー手段は揃っている
そもそもコードに関しては、AIのアウトプットをレビューする手段が揃っています。
- 成果物がPull Requestになっていれば、GitHubのPull Request上で行単位のコメントをつけて、それをAIに渡せる
- Pull Requestを作る前の段階でも、Claudeのデスクトップアプリのdiffビューで行単位のコメントをつけたり、VSCodeなどのClaude Code拡張でIDEコンテキスト(開いているファイルや選択範囲)を渡してレビューしたりできる
どれも「直したい行を指して、そこにコメントを書く」というレビューの体験ができます。
問題はコード以外の成果物です。メール文面や記事の下書きも、いったんファイルに書いてもらえば同じようにdiffビューの行単位のコメントは使えます。ただそれは「diffビューでレビューするために、まずファイルに書かせる」というツール側の事情をこちらが意識した使い方で、どうにも使いづらいと感じていました。
Plannotatorを教えてもらった
そんな話をしていたら、先輩に「Plannotatorという便利なレビューツールがあるよ」と教えてもらいました。
Plannotatorは、AIエージェントの成果物(計画・コードの差分・ドキュメントなど)をブラウザ上のレビューUIで開き、人間がつけた指摘をエージェントに返してくれるローカルツールです。Claude Codeのほか、Codex・Gemini・Copilotなど主要なエージェントに対応しています。インストール方法やエージェントごとのセットアップ手順は、公式サイトのドキュメントを参考にしてください。
使い方: 「Plannotatorでレビューしたい」と言うだけ
使い方は簡単で、レビューしたい成果物について「これをPlannotatorでレビューしたい」とエージェントに伝えるだけです。するとブラウザでレビュー用のUIが起動して、GitHubのPull Requestにレビューをつけるのと同じような感覚で、その成果物に指摘をつけられます。
UI上では次のようなことができます。
- 気になった箇所を選択して、インラインでコメントをつける。その場で単発の質問を投げることもできる
- 消したい箇所は、指示を書かずに削除ボタンを押すだけでよい。押すと打ち消し線が表示される
- 問題なさそうな箇所には「Looks good」ボタンで、良かった点として伝えられる
コメントや削除指定が一通り終わったら、右上の「Send Feedback」ボタンを押します。フィードバックは自動的にClaude側に送られて、修正が始まります。「どこを直してほしいか」を場所の説明から自分で書く手間がなくなり、指摘そのものに集中できるようになりました。
導入してみて
自分はこれを導入してから、Pull RequestのDescriptionのような文章を書かせてからの修正がかなり楽になりました。チャットで修正指示を組み立てる代わりに、ブラウザで該当箇所に直接コメントをつけて送るだけで修正が回るようになったからです。
AIに文章を書かせる機会が多く、修正指示の作文にストレスを感じている人は、一度試してみてください。


