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Windows の Android Studio で Wear アプリを動かす

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こんにちは。エクセルソフトの田淵です。

Xamarin でも Wear アプリの開発が出来るので試してみようと思い、まずはその前段階として、Android Studio で動作確認するまでをメモとして残します。

Android Studio と Wear のエミュレーター環境を用意

詳細は割愛しますが、

などを参照してください。その際の注意点としては、

  • Android L Developer Preview & Android Wear Support | Xamarin Blog にあるように Android 5.0 (Lollipop/API 21), Android 4.4W (Wear/API 20) の開発には JDK 7 が必要ですので、6 ではなく 7 に移行しておき、%JAVA_HOME% を変更しておきます。
  • 15分ではじめるAndroid Wear開発 - 実機を使った開発環境の作り方 - Qiita にはリポジトリの追加についての記述がありますが、正式版が出ている 2014/10/31 現在はレポジトリの追加は不要です。
  • Google Repository は必須です。これがないと、AS が Wear のライブラリを自動で引っ張ってくるところで "Error:Failed to find: com.google.android.gms:play-services-wearable:+" などのエラーを吐きます。 f:id:ytabuchi:20141030125940p:plain
  • x86 の Android Wear エミュレーターの AVD を作成する時 (Round を使用する場合) は、Android Wear Round を選択して Create Device をクリックして AVD を作成しますが、
    f:id:ytabuchi:20141030130342p:plain
    その際に Device が Android Wear Round、Target が Android 4.4W、CPU が x86、Skin が AndroidWearRound になっていて、 f:id:ytabuchi:20141030130555p:plain
    Use Host GPU にチェックが入っていないこと を確認してください。チェックが入っていると、Round のスキンなのに画面四角い… という寂しい状態になってしまうようです。( @simonTokyo さんありがとうございます。)
    f:id:ytabuchi:20141030131025p:plain

まずはエミュレーターのみでの動作が確認できました。

f:id:ytabuchi:20141030131130p:plain

Android Wear エミュレーターと Android 実機デバイスを接続する

次は実機と接続してみましょう。

実機側にアプリが必要みたいなので、以下からインストールします。

Android Wear - Google Play の Android アプリ

f:id:ytabuchi:20141031110841p:plain

実機の Android Wear アプリとエミュレーターを接続する前準備として Android Wearエミュレータと実機をUSBデバッグ接続する | Smartphone-Zine の情報そのままに adb -d forward tcp:5601 tcp:5601 を叩いておきます。(adb はしょっちゅう使いますので \platform-tools に PATH を通しておきましょう)

Android Wear アプリを起動して、端末を選択の画面まで進めて右上の設定アイコンから エミュレーターをペア設定 をタップします。

f:id:ytabuchi:20141031111308p:plain
f:id:ytabuchi:20141031111324p:plain

時計の通知をON をタップして Android Wear にチェックすると、有効にするか聞かれたりしますので、OK します。

f:id:ytabuchi:20141031124158p:plain
f:id:ytabuchi:20141031131058p:plain

これでエミュレーターと接続されているはずですので、試しに右上の Action overflow から デモカード を起動して 通知 (時間別) をタップしてみましょう。

f:id:ytabuchi:20141031124210p:plain
f:id:ytabuchi:20141031113159p:plain

出ましたー♪

f:id:ytabuchi:20141031113258p:plain
f:id:ytabuchi:20141031113420p:plain

Wear で右にスワイプすると実機でその内容を表示できます。これはデモカードなので実機では Google Now が表示されて終わりますが、Gmail とか受信すると普通に Wear エミュレーターに表示されてアーカイブとか返信とか出来ますので面白いです。

f:id:ytabuchi:20141031114729p:plain

うまくいかないなぁという場合は、実機の USB ケーブルを一度抜いて再接続したからかもしれません。再接続した際は、都度 adb -d forward tcp:5601 tcp:5601 が必要なので忘れないようにしましょう

サンプルの Wear アプリを実行してみる

さて、やっと笑 本題の Wear アプリを作ってみましょう。

通知は普通に行くようなので、試しに \sdk\samples\android-19\ui\BasicNotifications を適当な場所にコピーして Android Studio に Import して実機で実行してみましょう。

f:id:ytabuchi:20141031120646p:plain

こんな感じで通知が Wear に表示されますね。

15分ではじめるAndroid Wear開発 - 実機を使った開発環境の作り方 - Qiita では \sdk\samples\android-20\wearable\FindMyPhone を動かしているので、それに倣ってやってみましょう。実機のアラームが鳴るはずです。

f:id:ytabuchi:20141031131506p:plain

上手く行ったら続いて \sdk\samples\android-20\wearable\SynchronizedNotifications を動かしてみましょう。こんな感じです。

f:id:ytabuchi:20141031125800p:plain

次の回はこれを Xamarin で動かしてみたいと思います。といっても、既に Xamarin がこれらのサンプルを移植したものを Samples | Xamarin で公開していますので、興味のある方は是非試してみてください。

Wear 面白そうですね!色々な可能性を感じます。

以上です。

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