はじめに
Pythonの勉強をするために、手を動かしながら文法やライブラリを覚えることが大事です。
そのためには、コードを書いて動かすための環境を整えなければなりません。
本記事は実務向けではなく、Pythonを学習するための最低限の環境を整えることを目的として執筆します。
すでに良質なQiita記事が公開されているため適宜参照させていただきながらまとめました。
要件
要件は以下です。
- Visual Studio Codeを利用すること
- REPLまたは1ファイルが実行できること
前提条件
- Windows 10がインストール済のPCが手元にあること
確認環境
コンポーネント | バージョン |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 20H2 |
ハイパーバイザ | Windows Subsystem for Linux 2 (以下 WSL2) |
エディタ | Visual Studio Code 1.53.2 |
プログラミング言語 | Python 3.8.5 |
環境構築手順
WSL2のセットアップ
下記の記事を参考にWSL2のセットアップを行います。
WSL2(Windows Subsystem for Linux)導入手順
パッケージのインストール
WSL2で動作するUbuntuで下記のコマンドを実行し、パッケージをインストールする
sudo apt install python3
Visual Studio Codeのセットアップ
下記のサイトからVisual Studio Codeをダウンロード・インストールします。
Visual Studio Code
Visual Studio Codeのエクステンションのインストール
下記のVisual Studio Codeのエクステンションをインストールします。
Visual Studio CodeからWSL2に接続する
Visual Studio Codeを開き、リモートエクスプローラを選択。
Ubuntu-20.04を右クリックし「Connect to WSL」を選択すると、WSL2のUbuntuに接続された別ウィンドウが開く。
PythonプログラムをREPLから実行する
pythonを起動する
ターミナルで"python3"と入力する
Pythonプログラムを実行する
下記のプログラムを入力すると、Hello World.と表示されることを確認する。
print('Hello World.')
Pythonプログラムをファイルから実行する
サンプルプログラムの作成
以下をhello.pyとして作成する。
print('Hello World.')
インタプリタを選択
Ctrl + Shift + Pで"Python Select Interpriter"と入力し、「Python 3.8.5 64-bit」を選択する。
ターミナルでPythonファイルを実行
"Run Python File in Terminal"を実行し、ターミナルにHello World.という文字列が表示されたことを確認する。
参考情報
最後に
本記事によってPythonをREPLまたはファイルから実行しできる学習環境を構築することができました。