最近、Snap Camera Kit を使った WebAR の制作や検証が増えてきました。
その中でずっと感じていたのが、
「クライアントに見せても説得力がある UI が欲しい」
「WebAR をもっとスムーズに、そして“かっこよく”触れないか?」
という課題でした。
そこで今回、
「見た目がよくて、実用的で、クライアントにも伝わる WebAR UI」
を自作し、オープンソースとして公開しました。
GitHub
この記事では、
作った理由
UIの特徴
必要な設定(Token / Lens ID / Group ID)
横向きUIへの対応
デザイン面のこだわり
を技術者向けにまとめています。
なぜ作ったのか
WebAR を扱っていると、次のような課題がよく出てきます。
● UI がないとクライアントへの説明が難しい
ただ AR が動くだけでは、表現のイメージが伝わりづらい。
● UI を毎回ゼロから作るのは効率が悪い
“見た目のクオリティ” まで考えると時間がかかる。
これらをまとめると、
「最初から“イケてる UI”があれば助かる」
という結論になり、今回の UI を制作しました。
UIの特徴
1. “かっこいい” を優先したデザイン
見せ方のクオリティは WebAR でとても重要です。
モーショングラフィックス風の UI
触っていて気持ちいいレイアウト
プレゼンにも使える見栄え
技術検証だけでなく、表現の説得力 を補うためのデザインです。
2. 縦向き・横向きの両方に対応
WebAR は 横向き で魅力を発揮するケースも多いため、
最初から横向きレイアウトを実装しています。
横向きで視野が広く、表示確認がしやすい
案件で横向きを指定されてもそのまま使える
UI サイズ・レイアウト自体を縦横別に調整しているので、
見た目の安定感があります。
3. 使用には 3 つの設定が必要(Camera Kit)
手軽に使える UI ではありますが、
Snap Camera Kit の仕組み上、以下の設定が必須です。
Lens ID
Group ID
Token
Lens Studio → 管理画面 → Token 発行
という流れで準備し、
UI 側に値を入力します。
「開いてすぐ動く UI」ではなく
「必要な設定を済ませた後、効率的に確認できる UI」
というイメージです。
デザインのこだわり
● 触っていて気持ちよいこと
操作していて“テンションが上がる” UI を意識しています。
● カメラ設定確認のフローを最短に
コードを書き換える前に UI で素早くチェックできるよう設計。
● プロトタイプというより“プレゼンにも耐える UI”
ただ便利というだけでなく、
クライアントに見せられる質感 を重視しています。
GitHub
ソースコード・セットアップ方法はこちらにまとめています👇
Issue / PR / Star どれでも歓迎です。
HACK IT INC.として
私は現在、HACK IT INC.
に所属しており、
会社としても AR/WebAR/XR の制作基盤づくりを重要視しています。
今回の公開も、
「クリエイターが扱いやすい AR 表現の環境を広げたい」
という取り組みの一部です。
UI や制作体験を改善することで、
もっと多くの AR 表現が実現しやすくなると信じています。
まとめ
クライアントに見せやすい “イケてる WebAR UI” を作った
Snap Camera Kit と連携し、縦横 UI に対応
設定(Token / Lens ID / Group ID)を入れるとすぐ使える
デザインと操作感を重視
OSS として公開中
興味ある方はぜひ触ってみてください👇
