かなり前に秋葉原の外れの中古屋さんで500円で買った、USBオーディオモジュールを改造してみました。
モジュールは安いモジュールで良く使われるC-MediaのCM6206というチップを使っていました。
SPDIFの端子があるモジュールも販売されていますが、このモジュールには端子がなかったので付けてみました。
48pinがSPDIFのOUTでピンを半田ごてで温めて、カッターの刃でピンを跳ね上げました。
トスリンクコネクタは廃棄したCSチューナから取り出したものです。おそらくシャープ製で1pinがGNDで2pinがVCCで3pinがSPDIFでした。5Vのタイプなのですが、CM6206の信号レベルはひょっとすると3.3Vかもしれませんが、ちゃんと使えています。
ONKYOのミニコンポにつないでmpg123でWBGOを聞いています。結構良い音だと思います。
電源を安定させるためにnichiconの100uFを付けてみました。
再生中はLEDが点滅するのですが、LEDは結構電流が流れるので外したほうが電源が安定して、音が良くなるかもしれません。
以前はデジタルで光にすれば音が良くなると勘違いしてましたが、終段のDACしだいだと思います。クロックをDAIとDAC側で別々に持つので、共通のクロックを使うI2Sと比べると、複雑になり音にも影響があると思う。ただSPDIFがいいのはコンピュータ側とオーディオ側で完全に電気的に切り離せるという事があります。コンピューターは電気的にはノイズ発生器のようなものでライン接続だとGNDが共通になり、ノイズがオーディオ側に伝播すると思われます。
このモジュールはなんらかセットで納品する案件で作られたのではないかと思われます。モジュールの下には磁石シートが貼ってあり、コンピュータに貼り付けて使っていたのかもしれません。おそらくあまり基板設計をした事がない人が作ったものではないでしょうか。マイクロのコネクタを標準に変換する右側の部分はわざわざ基板に乗せる意味はないと思います。あとコンデンサーを後付しましたが、電源系の安定のためのコンデンサーがありません。つねにUSBが安定している事を前提にした設計と見えます。案件がうまくいかず、流れてきたものかもしれません。
設定プログラム作ってみました。