世間の流行りは Octopress + Github Pages で無料ブログホスティングらしいけど、あえて WordPress を使ってみる。
多少だけど WordPress に慣れてしまっているので。
方針
- VCCW でローカルに WordPress を建てる
- StaticPress プラグインを導入して、ブログを静的コンテンツに変換する
- Github Pages にコミットする
- そのままだとコメントを受け取れないので、Disqus を導入する
ぶっちゃけこれで終わりなんだけど、備忘録的な意味も込めて。
1. VCCW でローカルに WordPress を建てる
公式を参考にしてください。以上。
……というのはさすがにあれなので、Windows 環境の場合は、手前味噌ですがこちらの記事も参考にしてください。
2. StaticPress プラグインを導入して、ブログを静的コンテンツに変換する
StaticPressは、WordPress サイトを静的 HTML に変換するためのプラグインです。（公式より引用）
つまりこのプラグインを使って、WordPress を静的HTMLやらなんやらに変換してやって、Github Pages でホスティングする、という流れ。
StaticPress のインストールはこれも公式を参考にすればすぐだと思います。
また、StaticPress は静的コンテンツの出力先ディレクトリを指定出来るので、次に Github にコミットすることになるリポジトリのディレクトリを Vagrant で sync_folder しておいて、そこに静的コンテンツを吐き出すようにしておくと、コミットが非常に楽になります。
まあホストからコミットせず、VCCWのゲストの中からコミットするなら、どこに吐いても変わりませんが。
3. Github Pages にコミットする
これはググればいくらでも出てくると思うので、省略。
簡潔に書くと、(username).github.io というリポジトリを Github で作成して、そこに2.で生成した静的コンテンツを push してやればOK。
4. そのままだとコメントを受け取れないので、Disqus を導入する
StaticPress の出力も Github Pages もあくまで静的コンテンツなので、そのままではブログへのコメントが受けられない。
Disqus を使えば、WordPress の外側（まあつまり Disqus 上）にデータを保持出来るので、コメントを受け取れるようになります。
WordPress への導入の仕方は「Disqus + WordPress」とかでググると出てくる。きっと。
(補足) 5. ブログコンテンツの更新
記事を書いたりテーマを変えたりしたいときは、ローカルのVCCWで記事を投稿→StaticPressで再構築→コミット、の流れとなる。
結果
こんな感じのブログが出来上がった。
コード（StaticPressで静的に変換したもの）はここに置いてある。（見てもしょうがないだろうけど）
ローカルの WordPress をいじって記事を書くことになるので、常に同一マシンを手元に持っていないと、気軽にブログの更新が出来ないのが難点。（これを嫌がる場合はAWSのmicro instanceでも借りて、そこにWordPressを立てればよいと思う）
ただ、完全に無料で自分好みの WordPress を建てられるのは、結構メリットがあるんじゃないかな。
Octopress はイヤだとか、WordPress に慣れきってしまったけどサーバを借りるとかの費用は抑えたい……という人にはおすすめ。
欲を言えば StaticPress みたいな WordPress プラグインから直接静的出力→コミットまでワンボタンで出来て、かつVCCWにそれが最初から搭載されていれば最高なんだけど、誰かそういうプラグインとVCCWのブランチ作ってくれませんかね。