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AWS Summit - クラウド運用管理の最前線

Last updated at Posted at 2019-06-12

クラウド運用管理の最前線 ~日米の最新状況から~

AWS Summit Tokyo 2019 1日目のセッションです。
日本と米国双方、運用の課題やその取込を紹介するセッションで、大きな違いは運用規模です。

プレゼンのキャプチャー簡単に取れますので、ライブストリーミングで視聴できるセッションはOnline視聴をお勧めします。

日本の課題

  • マネジメントコンソールは誰のもの
    • AWS is IT Toolbox
    • アプリチームとインフラチーム両方使用する

従来運用体制

一般的には下記構成になってます。

  • サービスマネージャー
    • アプリチーム
    • インフラチーム
    • 運用チーム

AWSで従来運用体制の課題

  • コミュニケーションのコスト(App <-> Infra)
    • App: この設定をお願い
    • Infra: 分かりました、試してみて
    • App: できていません...
    • Infra: すいません...
  • インフラチームでAWSを全部管理するのは無理です
    • LambdaのDeploy
    • IAM

課題の解決方法

インフラチームの管轄範囲の変更、共通運用に集中する、下記は一部例

  • アカウントの払い出す
  • ベースネットワーク、セキュリティー
  • 監視の運用

マルチアカウント戦略

システムごと、アカウントを切り離すこと、色々なメリットが得られます。

マルチアカウント管理のゴール

  • 監査可能
  • Scalable
  • フレキシブル
  • 自動化
  • カードレール
  • セルフサービス

共通運用チームの責任範囲

  • 請求アカウント
    • 請求集約
    • アカウントの払い出す
  • セキュリティー & 監査
    • ログの集約
    • 監査の実施
  • 共有サービス
    • 共有ネットワーク(VPC)
    • 共有サービス(AD)

責任分離パターン

  • DevOps Team
    • 個別運用まで見るように
  • App Team & Infra Team
    • 各自責任範囲明確、共通範囲あり
  • Research Team
    • 全サービス活用
    • Full Permission
    • Securityの理解が必要

米国

圧倒的に規模感が違い、次世代マネジメントの取込が多い。

コントロール

  • 大規模環境では特に重要
  • ガードレールの設定(Guardrails setting)
    • AWSが提唱
    • 最初から制限なし
    • CloudTrailでユーザ操作を監視、Guardrailsに抵触したユーザを制限する
  • CloudFormation
    • cfn-lint
    • テンプレート検証
    • セキュリティーリスク検知
    • cfn_nag_scan
    • セキュリティーリスク検知

コスト最適化

レコメンデーションをどう活用するかが重要、他社の管理ツールも運用視野に入れるべき

  • リフト&シフト最適化
    • ライトサイジング
    • 伸縮性向上
    • RI/Spot最適化
  • Trusted Advisor
  • EC2 Right Sizing
    • 2週間の使用状況データを分析し、提案する
  • Cloud Management Tools
    • 他社の管理ツール
  • レコメンデーション

次世代のクラウドマネジメント

Machine Learningの有効活用

  • Capacity Planning
    • AutoScaling
  • 異常検知
    • Kinesis Data Analytics
  • ノイズキャンセリング

障害に備えるメカニズム

  • Resiliency
    • 回復力
    • Design for Failure
  • Error Ingestion
    • 意図的に障害を起こす
    • Aurora DB Cluster Fault Injection Queries

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