原文はこちら: github:docker/docker/CHANGELOG.md
17.03.1-ce (2017-03-27)
Remote API (v1.27) & Client:リモートAPIとクライアントの変更
- 旧APIのautoremoveを修正 #31692
- stackのデフォルトネットワークのカスタム設定を修正 #31258
- 新しいLinuxでオフラインCPUがあるとき、CPU使用率の計算を正しく #31802
- リモートAPIでサービスヘルスチェックが
{}
のときの問題を修正 #30197
Runtime:ランタイムの変更
- runcを 54296cf40ad8143b62dbcaa1d90e520a2136ddfe へアップデート #3166
- cgroup2マウントポイントを無視 opencontainers/runc#1266
- containerdを 595e75c212d19a81d2b808a518fe1afc1391dad5 へアップデート #31662
- restore() を呼ぶ前にヘルスチェックサービスを登録する docker/containerd#609
- AppArmorプロファイルをリロードするアップグレード後
docker exec
が動作しない問題を修正 #31773 - Overlay2でディレクトリマージなしでのレイヤーアンマウントを修正 #31069
- force-delete時に "volume in use" エラーを無視しない #31450
Swarm Mode:Swarmモードの変更
- swarmkitを 17756457ad6dc4d8a639a1f0b7a85d1b65a617bb へアップデート #31807
- ノードに割り当て済みで既に実行中でないタスクをスケジューラが正しく判別する docker/swarmkit#1980
- 死んだタスクが参照しているネットワークのネットワークの削除を可能にする docker/swarmkit#2018
- ネットワークの割り当て失敗の再試行をもう少し消極的に docker/swarmkit#2021
- 既に実行中でないタスクに対してネットワークを割り当てない docker/swarmkit#2017
- ネットワークアロケータ内の帳尻を合わせる docker/swarmkit#2019 docker/swarmkit#2020
Windows:Windowsに関する変更
- リストアでHCSをクリーンアップする #31503
17.03.0-ce (2017-03-01)
重要: このリリースから、Dockerは1ヶ月毎のリリースサイクルに乗り、新しい YY.MM のバージョニングスキームを使用して、このリリースサイクルを反映させます。月毎(マンスリー)と四半期毎(クオータリー)、2つのチャネルが利用可能です。すべてのマンスリーリリースには、次のマンスリーリリースが利用可能になるまでセキュリティフィクスとバグフィクスのみが提供されます。クオータリーリリースには、セキュリティフィクスとバグフィクスが最初のリリースから4ヶ月の間提供されます。このリリースには1.13.1のバグフィクスを含みますが、大きな機能追加はなく、APIのバージョンも同じままです。Docker 1.13.1 から 17.03.0 へのアップグレードは単純でリスクの低いものになるでしょう。
Client: クライアントの変更
-
docker stats --format
のパニックを修正。 #30776
Contrib: 追加モジュールの変更
-
bash
とzsh
補完スクリプトの様々な更新。 #30823, #30945 and more... - デフォルトのseccompプロファイルで旧式のソケットファミリをブロック。 - mitigates unpatched kernels' CVE-2017-6074 #29076
Networking: ネットワークの変更
- クロスデータセンターのswarmで、オーバーレイ暗号化キーローテーションのバグを修正。 #30727
- 頻発するswarmリーダーの再選定で、オーバーレイ暗号化とネットワーク制御の平文疎通が失敗した場合("メッセージを復号できるキーがインストールされていない")の副作用で発生するパニックを修正。 #25608
- システムレスポンス周りと、外部KVSとオーバーレイネットワークをつかったデータパスプログラミングのいくつかの修正。 docker/libnetwork#1639, docker/libnetwork#1632 and more...
- 暗号化オーバーレイネットワークで、着信した平文VXLANパケットを破棄する。 #31170
- 割り当てに失敗した場合、ネットワークアタッチメントを解放する。 #31073
- 複数の公開ポートが同じポートにマップしている場合の、ポート割り当てを修正。 docker/swarmkit#1835
Runtime: ランタイムの変更
- docker logsのデッドロックを修正。 #30223
- ログの書き込みイベントを待機中のcpuスピンを修正。 #31070
- journaldを使用中に発生する可能性のあるクラッシュを修正。 #31231 #31263
- nil channelのクローズでのパニックを修正。 #31274
-
docker run
の--volumes-from
で重複したマウントポイントを修正。 #29563 -
--cache-from
が最後のステップをキャッシュしない問題を修正。 #31189
Swarm Mode: Swarmモードの変更
- コンテナが一度も起動していないと、Shutdownがエラーを漏らす。 #31279
- リーダーがフェイルオーバーしている間、タスクが"NEW"状態から遷移しない可能性があったのを修正。 docker/swarmkit#1938
- グローバルサービスに無用なタスクが生成されて、
docker service ls
のレプリカ数がおかしくなるのを修正。 docker/swarmkit#1957 -
task-history-limit
が1に設定されていた場合、ローリングアップデートが遅くなる問題を修正。 docker/swarmkit#1948 - ノードが制限を満たさなくなったためにシャットダウンされた場合、適切であれば、他の場所でタスクをリスタートする。 docker/swarmkit#1958