『カゴが赤い』のかそれとも『鳥が赤い』のか
コレガワカラナイ
たった8文字の文なのに、 読み手によって解釈が分かれてしまう 。
こういった文は 誤認識による手戻りやバグの元 。
ここ最近、文(チャット)による連絡が多くなってきてる。
読み手の立場に立って、少し見直し してから送ろう。
『赤いカゴの中の鳥』状態 になっていないか。
警戒する文
自分が作ったにしろ、他の人から届くにしろ、下記のような文は警戒に値するぜ。
『の』が多い
『赤いカゴ の 中 の 鳥』は『の』が二つ出てくる。
逆に、修正後の『赤いカゴ の 中に鳥がいる』や『赤い鳥がカゴ の 中にいる』という文には『の』が一つだけ。
見直しする時はまず最初に 『の』量 に注目するとよいと思います。
主語が長い
『Aさんが好きなBさんは…』 という文は、一見問題無さそうに見える。
しかし、好意の向き先が『A → B』なのか『A ← B』なのか…
コレガワカラナイ 。
『AさんはBさんのことが好き』 と修正すれば解釈が分かれない。
『Aさんが好きなBさんは』という長い主語を『Aさんは』と短くしているから誤解を招きにくくなっている。
また、主語が長い文は 2つ以上の文に分割 すると、分かりやすくなる傾向があると思います。
一意に特定できない
例えば 『前と同じ番号』 という文。
『前』 とはいつのことを指しているのか。
1年前の初回リリース時のことかもしれないし、2日前の直近リリースのことかもしれない。
『番号』 って結構いろんな種類がある。
『社員番号』『電話番号』『伝票番号』などなど…。
ある程度会話を交わしている状態なら『前と同じ番号』と言っても認識がずれない場合もあるので、状況によりけり。
個人的には 会話のスタート時 、 一意な言い方になっているか に気をつけてます。
『この会話における番号とは電話番号のことを指す』みたいな『言葉の定義を頭の中に作ってもらえる文になっているか』を意識してます。