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STマイクロエレクトロニクスより~Lora用1チップマイコンSTM32WLE5が発表~インプレッション

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STマイクロエレクトロニクスは、Lora用マイコンSTM32WLE5を発表した。
https://newsroom.st.com/ja/media-center/press-item.html/p4208.html

Lora通信を行うためには、Lora変調をサポートする通信チップ(セムテック社のSX127xやSX126xシリーズ、またはRFM95等)とマイコンを併用する必要があったが
STM32WLE5は1つのSOCの中にLora通信機能を搭載した。
2チップから1チップへと部品点数が減ることにより低消費電力、低価格化並びにモジュールサイズの小型化が行えると考える。

さらに、現在のLoraモジュールは主にSTM32の、STM32F103(RAK811)やSTM32L0(CMWX1ZZABZ-078)を使用しており低性能であった。
STM32WLE5は現在のメインストリームであるCortex-M4を採用することで、CPUの処理についての問題が減少している。(M4で足りない人は、別CPUを使用するので)
特に、RTOSなどを使用することを考えるとメリットが大きいと考える。

仕様

Arm Cortex-M4 48MHz

ラインナップ3種はメモリサイズの違い
STM32WLE5J8(64KB)
STM32WLE5JB(128KB)
STM32WLE5JC(256KB)

パッケージ

UFBGA73 (5x5 mm)

価格

10K時 3.457ドル(STM32WLE5JCI6)

ハード部

GPIO:43本(最大)
USBはサポートしない(残念)

テストボード

NUCLEO-WL55JC1が発表されているが価格等が全くわからない状態である。

最大の特徴は?

繰り返しになるが、1チップでLora通信が行える事が特徴である。

課題は?

最新のCortex-M33を採用しなかったのは、セキュリティ面としては痛い
(2020年はセキュリティ元年になると推定されており、順次CortexM33系が標準になると思われる)
ただし、Cortex-M33はまだ時期尚早である事を考えるとCortex-M4で問題ないと思われる。
(2021年にはCortexM33で新チップが出る可能性は捨てきれない)
また、Loraの端末は、直接グローバルネットワークに接続するものではないために、端末にこれ以上の機能が必要なケースは少ない為、Cortex-M4で十分であると私は思う(2020年においては)

今後の展開?

村田のモジュール(CMWX1ZZABZ-078)においてSigfoxのサポートを行ったことを考えると、STM32WLE5もSigfox用プロトコルスタックの提供が行われるものと考える。

また、CPUのパッケージは、UFBGA73であり、サードパーティーまたは、STマイクロとしてモジュールが提供されることを前提にしていると思われ、2020年の6月ごろには小型かつ低価格、そして高機能なモジュールが提供されるのではないかと思われる。

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