LoginSignup
31
26

More than 5 years have passed since last update.

LPIC201に絶対に合格できる勉強方法と受験の流れ

Last updated at Posted at 2016-09-11

LPIC201に合格したので、
試験を受けようと思っている人、勉強中の人に向けて流れとコツを伝えます。

絶対に合格できる、と書いてはいますが、これから書いてあることを学習継続も含めて
着実に実施していけば、合格できない要素はないと思っています。

LPICに出題される内容を深く理解しなくとも、こうきたらこうくる、的な問題と回答の反応ができるレベルでも合格は可能だと思います。

さて、これから具体的に説明していきます。

あなたが、すぐにアクションに取りかかれるように
一般的な方法論だけでなく、具体的に、できるだけ5W1Hで説明しようと思います。

index.png

試験概要

  • 90分で60問の問題
  • CBT形式でパソコンで実施
  • 受験場所は全国のPearsonVueテストセンター
  • 繰り返し問題は参照可能
  • 合格点は500/800点(約63%)程度
  • 回答方式は四者択一、五者択一、複数選択、記入式
  • 試験終了時に合否が分かる

一般的なCBT形式ですので、テストセンターで試験を受けたことがある人は
イメージしやすいと思います。

勉強方法

  • あずき本でインプット
  • Web問題集のサイトPing-tで演習
  • スピードマスターで演習

私の場合はこの3つの勉強で、合格できました。
以下で一つ一つ、何をすれば良いのか見ていきましょう。

あずき本でインプット

az.jpg

経験や知識がすでにある人には、不要だと思いますが、
そうでない人にとって、内容を理解していないことには、問題も解けませんので、
試験問題のインプットに一度読んでおいた方が良いと思います。

結構細かく書いてあり、教科書的に使えますが、ここはさっと通って、問題演習にすすんだ方が良いです。
演習後に気になるところは見返すことになります。

Ping-tで演習

スクリーンショット 2016-09-11 15.18.31.png

Ping-t、必須です。
Ping-tでの学習コンテンツLPIC201は、2016/09時点で以下の金額がかかりますが、
今回の学習のコアになるところなので、自己投資と考えて申し込んだほうが良いと思います。

期間は、人にもよりますが、一般的には3ヶ月くらいでしょうか。
足りなかったら、期間内であれば延長もできるようです。

【ご利用期間と料金】
1ヶ月・・・2,400円(税込み)
2ヶ月・・・3,200円(税込み)
3ヶ月・・・3,800円(税込み)
6ヶ月・・・4,800円(税込み)
12ヶ月・・・6,800円(税込み)
24ヶ月・・・9,800円(税込み)
36ヶ月・・・12,800円(税込み)

学習方法は、ひたすら「最強WEB問題集LPIC Lv2-201」のコンテンツをやります。
不明点・間違えた問題は、以下の手段ですぐに解決しましょう。
- Ping-tの解説を読む
- Webで調べる
- あずき本を読む
- VMを準備して実機で確認する

※VMでの環境準備については、以下のページで解説しています
 (http://qiita.com/mono_cat/items/f82c7ec4f5247badbfa5)

コマ問は、試験前の週に60問程度やりました。
記述問題のシミュレーションにはなるので、試験前に確認の意味で50−100問程度やっておくと良いと思います。

模擬試験は3回ほどやりましたが、最強WEB問題集と同じなので、やってもやらなくても構いません。
時間と問題数が実際の試験と同じなので、感覚をつかむためには良いと思います。

ちなみに、最強WEB問題集は、試験前にこんな状態まで持っていけると、良いと思います。
ほぼ金にできればベストです。
回数にすると、1回10問or20問の場合、100回程度でしょう(理解度によります)。

スクリーンショット 2016-09-11 12.56.57.png

スクリーンショット 2016-09-11 12.57.24.png

スピードマスターで演習

sm.jpg

スピードマスターの本で、問題を解いて、振り返りをやりましょう。必須です。
Ping-tと並行してやると良いと思います。

このテキストについては、結構、試験でも同じような形式で出題されることが多かったです。
問題数もそこまで多くないですが、解説がしっかりしています。
Ping-tとは問題の出し方が違うので、Ping-tと相互に補完するかたちで勉強できます。

学習の継続について(PDCA)

これが一番難しいと思います。
私のやった方法を紹介します。

目標を決める(Plan)

まず、目標期日を立てます。
いつまでに合格すると、決めることが大切です。
周りに公言することで、サボれない状況を作り出すのもひとつの手段です。

日々学習時間を作る(Do)

仕事が忙しく、残業で時間が取れなかったり、
私用や人付き合いを優先すべきときもあるでしょう。

なので、プランとしては、インタラプトされにくい時間を使うことにすると、やりやすいです。
例えば、以下のように計画します。

「通勤時間にスマホのゲームをやめてPing-tを20問とく」
「昼休みのお昼寝をやめてPing-tを30問とく」
「土曜の午前中はTVを見ないで、カフェにいってスピードマスターを2時間やる」

また、知識の定着化を図るためには、今日やって間違えた問題は、
明日、再度チャレンジすることが大切です。

今日はA問題とB問題
明日はB問題とC問題
明後日はC問題とD問題

といったように、日が変わっても同じ問題をやる部分を残した方が良いです。
定着率がかなり上がります。
(エビングハウスの忘却曲線 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E6%9B%B2%E7%B7%9A)

振り返る/改善する(Check/Act)

1週間に1度、忘れずにやってください。
振り返りを忘れると、学習のペースがくずれる可能性が高いです。

  • 1週間、計画通り学習できていたか
  • できていた場合、なんで達成できたか、何を工夫したか
  • できてなかった場合、何が問題で、来週はどうするか
  • 学習方法や時間の使い方を改善する必要はないか

日頃から、学習時間と内容を簡単にノートに書いておくと振り返りやすいです。
振り返りも、ノートに書くことで、思考が言葉になり、理解しやすくなります。

勉強仲間やよく会う人に報告するようにすると、
学習できなかった時のプレッシャーがかかり、達成動機が高まると思います。

試験申し込み

目標を立てた合格日の1ヶ月位前に申し込むと、エンドが確定するので良いでしょう。
PearsonVueで申し込みを行います。
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/LPI.aspx)

試験コードが複数あるけどどうしたらいいの?

2016/09現在、201、202の試験は2種類あります。

  • 117-201 LPI Level 2 Exam 201
  • 117-202 LPI Level 2 Exam 202
  • 201-400 LPIC-2 Exam 201, Part 1 of 2, version 4.0
  • 202-400 LPIC-2 Exam 202, Part 2 of 2, version 4.0

試験選択画面には書いてありませんが、LPIのサイトには、201−400を選ぶように記載されていますので、
201−400を選びます。
(117−201には日本語がありません。。)

2016年 7月 1日に LPICレベル2 の日本語版の試験コード(Exam Code)が以下の
通り変更されました。出題範囲の変更はありません。

<旧> 117-201 → <新> 201-400
<旧> 117-202 → <新> 202-400

いよいよ受験当日

テストセンターで受験すると、パソコンで問題に回答し、試験後すぐに結果が表示されます。

私の場合、
- 学習期間3ヶ月
- Ping-tは上で紹介した状態(ほぼ金)
- スピードマスター5週

で、90分中25分で解き終わりました。

結果は、
合格ライン:500点
取得点数:660点(82%)
でした。

ポイント

  • 日本語が分かりづらい問題が少しありますが、「English」ボタンをおすと、英語での表示ができますので、そこで確認すると良いでしょう。
  • コマンド入力問題の場合、オプション有無は問題をよく読んで回答しましょう。
  • 複数選択問題の場合、いくつ選択するのか、問題文をよく読みましょう。

自分を信じてがんばってください!

新人・若手SEがとっておくべき資格 〜システム運用管理ver〜

31
26
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
31
26