結論から先に申しますと
New Relic が HHVM(KUSANAGIでデフォルトで使用しています) に対応しておらず、動作させるまでかなりの手間がかかったので、別の監視ツールSavaMoniを導入しました。
結果的に New Relic とほぼ変わらず使うことができているといった印象です。
環境
KUSANAGI: 7.8.1
CentOS : 7.2.1511
Nginx : 1.9.11
前提
New Relicを入れている目的はサーバーのパフォーマンスと死活監視です。特に記事がバズってサーバーの返答が遅くなることが頻繁に起きていたので、そこを監視するために入れました。
そのNew Relic を KUSANAGI 環境でも使おうとして調べたことなど書いていきます。
New Relic vs HHVM
HHVMユーザー「New Relicさん!HHVM対応してくださいよ!!」
New Relic開発者 「わかりました。」
のようなやり取りがずっと行われています。
参考: https://discuss.newrelic.com/t/php-agent-and-hhvm/2805
ネットに落ちてる対応策
とは言っても様々な方が対応してくれています。
その1
https://github.com/chregu/hhvm-newrelic-ext
こちらは非公式のHHVM用のNew Relic の拡張です。
ただ、途中で $ sudo apt-get install hhvm-dev
をやれと言われ詰みます。
その2
https://blog.newrelic.com/2014/02/10/agentsdk-blog-post/
New Relicのブログ記事ですが、これも途中の Building the Agent SDK hhvm extension あたりで何言ってるんだと思いやめてしまいました。
(今冷静に読み返してみるとその2のブログの通り進めていけば対応できそうですね・・・)
調査など含めて半日以上費やしていたので、もういいやと思い、別サービスを使うことにしました。
New Relic から SavaMoniへ
新しい監視ツールの条件としては
- 複数サーバー見れる
- slackに通知できる
- 無料
- CPUやメモリを見れる
がありました。そこでSavaMoniを見つけまして使ってみたところ条件を満たしていたのでNew Relicから乗り換えました。
New Relicはダッシュボードの表示速度と機能量の多さが気になっていたのですが、SaveMoniは表示速度はあまり気にならず機能的にもシンプルなので丁度良いサービスかなと思っています。