はじめに
フィリピンで新人教育をしていて効果的に感じている手法です。
新人教育だけでなく、既存チームに新技術を導入する際にも
有効だと思うのでタイトルはチーム向けにしました。
これまで新技術導入する際に、説明して手順書やマニュアルを展開してましたが、
そうすると、以下のような問題が起きがち
- 学習が受動的になりがち(自ら調べない人もいる)
- 限定的な理解(「記載されているケース」には対応できるが応用が効かない)
同じような悩みを持った人の参考になればいいなと思います。
新技術とは何でもいいのですが、ここでは例として
「開発環境へのDockerの導入」とします。
やること
お題を出してプレゼンをさせる
(例)Dockerとは何か? VMとどう違うのか?GD(グループディスカッション)
(例)開発環境を、「Dockerで構築」と「ローカルで構築」の違い(メリット)は?実際に利用する/手を動かす(マニュアル利用/練習問題など)
ポイントは、利用する前に「プレゼン・GD」を実施することです。
※プレゼンが重要な理由(GDも同様)
1. 発表させること
2. みんなで同じお題について発表すること
3. 最後にフィードバックをすること
発表させること
限られた時間で調べ、様々な内容を整理するのでインプットとアウトプットを同時にできます。
発表があるために適当にせずにサボれない緊張感をもって取り組めます。
特に何が重要か、そうではないのかといったポイントを掴めるようになります。みんなで同じお題について発表すること
毎回同じ内容を発表をすると飽きてしまうかもしれませんが我慢。笑
似通った内容であっても個々に違いが出てくるので、
・指導者側は、個々の理解度が判明できる
・発表者側は、自分の不足分の補足、違う表現による理解など
がといったことが期待できます。
ただ、経験上5回以上同じ内容だと飽きるので、人数多い場合はペアで発表するなどすると良いです。最後のフィードバックをすること
誤った理解、厚く説明したい内容が生まれると思うので補足しましょう。
発表までに基礎知識がついているので、フィードバックの理解力が高いのが利点です。
また、どこまで理解している/していないのか発表で掴めているので的確にアドバイスがしやすいです。
最後に
冒頭に記載したように「これすごくいいからやろう、資料もあるから!」
だと、よくわからずモチベーションが上がらないのかもしれない。
プレゼン・GDで主体的に取り組むことが大切だと思います。
問題点は、「みんなでプレゼンやGDをする時間を設けられるか」ではないでしょうか?
そんなことやる時間はない。となりそうですが最初の基礎があるとその先の応用もしやすいので
時間をとる価値は十分にあると思います。
ちなみに自ら興味持ってガンガン進める人やチームは勝手に成長していくので不要かと思います。
他に良い方法や意見があれば教えてくださいm(_ _)m