はじめに
Apple Watch対応アプリを作ろうと思い、調査したドキュメントへのリンクをまとめました。
Apple Watchは年々本体の性能も上がっているし、それに伴いWatch OSの機能も増え、アプリで出来ることも広がっています。一方で、アプリ作成の情報は初期のWatch OS 時代の情報が多く、最近の情報は少なめ...の印象でした。
今Apple Watchアプリを作成するなら、基本に戻ってAppleのサイトから一次情報を得るのが一番良いと思います。
WatchKit で実現できること
WatchKitは多機能な上に似ている用語も多く、結構混乱しました。WatchKitで何が出来るのか、整理して用語を覚えておきたいところ。
WatchKit | Apple Developer Documentation
iOS App with Watch App
- iOSアプリと連動して動作するWatchアプリ(Watchアプリ単体では動作しない)。典型的なWatchアプリといえば、このタイプだと思われる。
Watch App (Independent watchOS App)
- iOSアプリとの連動なしで単体動作可能なWatchアプリ。2019年の watchOS 6から可能になった。Apple Watchストアからアプリをダウンロード可能。
(※余談: このタイプのアプリは数が少なく、自分も使ったことがまだないような気がする...)
Complications
- 文字盤の一部にテキストなど情報を表示する機能。
Notifications
- プッシュ通知をカスタマイズ
Siri
- いわゆるSiri
(WatchKit Extension)
- watchOS 6 以前で Watch アプリを作る際に使っていた仕組み。今は "iOS App with Watch App"に役割が代わられている?と思われる。watchOS 6 以前で動作させたいときは、この方法で作る必要がありそう。
WatchApp 開発ドキュメント
WatchApp開発に関するドキュメントへのリンク。 iOS App with Watch App、Watch App (Independent watchOS App) について。
-
Setting Up a watchOS Project | Apple Developer Documentation
-
Creating Independent watchOS Apps | Apple Developer Documentation
WatchAppからのデータ取得
基本的には ネットワーク関連機能(Wifiなど)でデータを取得するようだ。
iOS App with Watch App で iPhone本体と通信したい場合は、Watch Connectivity framework を使う。
iOS App with Watch App では他に、BluetoothでもWatch-iOS間の通信をできるようだ。
WatchApp での画面作成
StoryBoardを使う方式、SwiftUIを使う方式(watch OS 6 以降)、どちらも使えるようになっている。