NutanixのPower Systems版とは?
2017年に、IBMとNutanixが提携し、サーバーを発表していました。
今回、そのサーバーの1つであるCS821を触れる機会があったので、簡単にPrismの管理画面を紹介していきます。
実機の前に
NutanixのPower Systems版について調べてみます。
各会社での製品紹介ページ
Nutanix
- https://www.nutanix.jp/ibm/
IBM
- https://www.ibm.com/jp-ja/marketplace/hyperconverged-systems
IBMのデータシート
- IBM Hyperconverged Systems powered by Nutanix データシート
Nutanix、IBM共にビッグデータや機械学習のためのインフラストラクチャーと記述があります。
Power Systems版では、全てSSDでの構成のようでハイパーバイザーとしてAHVのみ使えるようです。
仮想マシンのOSには、UbuntuとCentOSが使えます。
Prism管理画面
x86版のNutanixと同様に、CS812でもPrismの画面からネットワークの設定やVMの作成といった各種操作ができます。
ホーム画面をみると、ハードウェア情報のモデルのところにCS821と表示されています。
ホスト4、ブロック4となっているので、CS821が4台で1クラスターが構成されていることがわかります。
ハードウェア管理画面のダイアグラムを確認してみると、CS821が4台あるのがわかります。
ホーム画面では、その他にもIOPSのグラフや健全性の表示がされています。
VMのCPU使用率が高くなった場合であったり、クラスターに障害が発生したときなどに表示が変わります。
Nutanix CE(Community Edition)をさわったこともありますが、Power Systemsでもほとんど同じ画面で操作ができます。
今回は試せていませんが、Prism Centalを利用すればx86で構成したクラスターと同じ操作画面で管理できるようです。
VMの管理画面
VMの管理画面の下のような形で表示されています。
作成したVMが並んで表示されています。
ここの画面から、VMの作成やマイグレーション、スナップショットの作成などが出来ます。
今後、Prismを使ったVMの作成も記事にしようと思います。
ネットワークの管理画面
他にも、ネットワークの管理画面は下のように表示されます。
どのVMが、どのホストに接続されているか確認することができます。
ネットワークの経路を確認する時に見やすくて良いと思います。
今後
- VMの作成方法や各種設定にふれていく予定
参考
Nutanix CEって?という方向けの参考
- 【2016年版】Nutanix CE再入門+最新情報(その1:ハイパーコンバージドインフラとNutanix CEの概要)