Drupal をインストールする際、公式サイトからアーカイブを落として展開、ブラウザ上からインストールする事が多いと思いますが、composer と drush を使えばターミナルからインストールをする事が出来ます。この記事では、インストールするための drush のコマンドとよく使うと思われるオプションについて記載します。
Drupal のダウンロードと展開
composer を使うことで、Drupal プロジェクトのテンプレートからファイルをダウンロードし展開してくれます。コマンドは下記になります。
$ composer create-project drupal-composer/drupal-project:8.x-dev drupal-project-dir --stability dev --no-interaction
Drupal のインストール
drush si でインストールを行う事が出来ます。注意点としては、Drupal のルートディレクトリより深い階層でコマンドを実行しないとインストールに失敗します。もし、コマンドを実行するディレクトリが条件を満たしていないのならば、事前にインストールしたディレクトリに移動する必要があります。
コマンドの例は下記になります。
$ drush si --account-name="admin-user" --account-pass="PASSWORD" --account-mail="foobar@example.com" --db-prefix="dev-" --db-url="sqlite://sites/default/files/.ht.sqlite" --site-mail="hogehoge@example.com" --site-name="Drupal 8.1.x Test" --locale=ja
You are about to DROP all tables in your 'sites/default/files/.ht.sqlite' database. Do you want to continue? (y/n): y
#（中略）
Installation complete. User name: admin-user User password: PASSWORD [ok]
Congratulations, you installed Drupal! [status]
- --account-name
- uid = 1 になるユーザのアカウント名の設定。デフォルトは admin。
- --account-pass
- uid = 1 になるユーザのパスワード。
- --account-mail
- uid = 1 になるユーザのメールアドレス。
- --db-url
- Drupalで使用するデータベースへのURL
- SQLite なら
sqlite://sites/default/files/.ht.sqlite - MySQL、PostgreSQL なら
mysql://root:pass@localhost:port/dbnamepgsql://root:pass@localhost:port/dbname
- --site-mail
- サイト詳細で使用されるのメールアドレス
- --site-name
- Drupalで使用するサイト名
- --locale
- Drupalで標準設定にする言語
その他のパラメータや詳細を知りたい場合は、drush 公式サイトの site-install コマンドのマニュアルを確認してみてください。