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Openshift Origin (OKD) を Ansible でインストールする

Last updated at Posted at 2019-05-03

OKD 3.11 を openshift-ansible でインストールしたときのメモ。
完全に自分用のメモ。

環境

  • CentOS 7: 仮想マシン、メモリ 8GB
  • シングルマスタ・シングルノード構成 (1台のマシンにマスタ・ノードを同居させる)

なお、メモリ 4GB だと全然足りない(スワップしまくる)。

手順

基本的には Installing Clusters に従ってインストールしていく。

DNS 設定

インストールするホスト名は DNS で解決できるようにする必要がある。これが意外と地味に面倒。
詳細は DNS Requirements を参照。

自前で DNS サーバを立てるか、既存の DNS サーバにホスト登録を行っておく。
自前で立てる場合は dnsmasq などを使えばよい。ただし、OpenShift をインストールするノードにはインストールしてはいけない。これは OpenShift 自身が dnsmasq を起動するので、UDPポート53番が衝突するためである。

ホストの準備

Proxy設定

Proxy 設定が必要な場合は /etc/environments とインベントリファイルに予め記述しておく。
no_proxy に細かく設定が必要なので注意。なお、no_proxy には CIDR は使えない(10.0.0.0/24などが使えない)が、ドメインサフィックスは使える。

詳細は Setting proxy overridesConfiguring Global Proxy Optionsを参照。

ベースパッケージのインストール

ベースパッケージをインストールする

sudo yum install wget git net-tools bind-utils yum-utils iptables-services bridge-utils bash-completion kexec-tools sos psacct

EPEL を有効化する。マニュアルには RHEL7 の手順が書いてあるが、ここでは CentOS 7 の手順で実施。マニュアルでは epel は無効化しておくように指示があるが、面倒なのでそのままにしておく。

sudo yum -y install epel-release

EPEL 経由で必要なパッケージをインストールする。


sudo yum -y --enablerepo=epel install ansible pyOpenSSL

openshift-ansible リポジトリを clone する。

cd ~
git clone https://github.com/openshift/openshift-ansible
cd openshift-ansible
git checkout release-3.11

Docker のインストール

Docker をインストールする

sudo yum install docker

Docker ストレージの設定を適宜行う。とりあえず何もしなくても動作はする。

Ansible インベントリファイルの準備

Ansible インベントリファイルを準備する必要がある。ここではシングルマスタ・シングルノード構成なので、inventory/hosts.localhost をそのまま使うことにする。

OpenShift のインストール

Ansible を使用して OpenShift をインストールする。sudo が必要なので注意。

cd ~/openshift-ansible
sudo ansible-playbook -i inventory/hosts.localhost playbooks/prerequisites.yml
sudo ansible-playbook -i inventory/hosts.localhost playbooks/deploy_cluster.yml

ログイン

system:admin でログインできることを確認する。

sudo oc login -u system:admin

なお、system:admin でログインするときは sudo が必要なので注意すること。これは ~root/.kube/config に system:admin のトークンが保存されているため。
このファイルを一般ユーザの ~/.kube にコピーしてやれば、一般ユーザでも system:admin でログインできるはず。

Webコンソールアクセス

https://[hostname]:8443 にブラウザからアクセスすれば、OpenShift Web コンソールにアクセスできる。
初期アカウントは developer:developer である。

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