IBM Cloud VPCの仮想サーバをIBM Cloud Satelliteのホストにするときの注意点

経緯

IBM Cloud SatelliteではSatelliteロケーションを作成した後にホストを追加しますが、IBM Cloud VPCの仮想サーバをホストとして使用する場合、いくつか設定前に注意が要ります。

注）通常はぜわざわざIBM Cloud VPCでSatelliteを使うことはないと思いますので、あくまでテスト目的で利用する場合を想定しています。

注意点

インターネット接続

ホストはパブリックゲートウェイまたはフローティングIPでインターネット接続できる必要があります。

yumリポジトリの有効化

VPCのRHEL7では必要なリポジトリがいくつか有効になっていないので事前に有効化する必要があります。公式ドキュメントにも記載されています。

https://cloud.ibm.com/docs/satellite?topic=satellite-host-registration-script-fails

$ {
subscription-manager repos --enable rhel-server-rhscl-7-rpms
subscription-manager repos --enable rhel-7-server-optional-rpms
subscription-manager repos --enable rhel-7-server-rh-common-rpms
subscription-manager repos --enable rhel-7-server-supplementary-rpms
subscription-manager repos --enable rhel-7-server-extras-rpms
}

/tmpのnoexec属性を除去

仮想サーバでは/tmpのマウントオプションでnoexecがついているため、ホスト追加中にダウンロードされたスクリプトの実行に失敗します。/tmpからnoexecを除去して再マウントする必要があります。

$ sed -i -e "s/,noexec//" /etc/fstab
$ mount -o remount /tmp