Debianカーネルソースからリアルタイムカーネルを自己ビルドし、動作したので記事にします。
ビルド環境
- OS: Debian 13.0 trixie
- コンパイラ： Debian clang version 19.1.7 (3+b1)
実行環境
- OS: Debian 12.12 bookworm
- PCハード: MSI Prestige 13Evo A12M/MS-13Q1
Debianカーネルソース
以下で取得します。
# apt install linux-source
実行後、以下のパッケージが/usr/src以下にインストールされます。
- linux-config-6.12
- linux-source-6.12
ソース展開
以下を実行します。
$ cd (somewhere)
$ tar Jxf /usr/src/linux-source-6.12.tar.xz
$ cd linux-source-6.12
$ xz -dc /usr/src/linux-config-6.12/config.amd64_rt_amd64.xz > .config
$ yes "" | make CC=clang-19 oldconfig
menuconfig
ここのmenuconfig章と同じです。
ビルド
$ make CC=clang-19 -j32 bindeb-pkg
カーネルのインストール
$ cp ../linux-headers-6.12.41_6.12.41-1_amd64.deb ../linux-image-6.12.41_6.12.41-1_amd64.deb /tmp
$ cd /tmp
# dpkg -i linux-headers-6.12.41_6.12.41-1_amd64.deb linux-image-6.12.41_6.12.41-1_amd64.deb
ファームウェア(無線LAN)
ここのファームウェア(無線LAN)章と同じです。
ファームウェア(サウンド)
ここのファームウェア(サウンド)章と同じです。
ファームウェア(グラフィックス)
ここのファームウェア(グラフィックス)章と同じです。