Google Analyticsとは?
Googleが提供している 『アクセス解析ツール』 のことです。
▼サイトへのリンク
https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/
サイトへのアクセスに関する様々なことが分析できます。
- サイトへの訪問者の数
- ページごとの訪問者数
- ユーザーの属性(年齢、性別)
などがあげられます。
利用するためにはGoogleのアカウントが必要になります。
基本的には無料で利用することができます。
また、新しく導入される方は気にする必要はないかと思いますが、
アナリティクスにはバージョンがあります。
ユニバーサルアナリティクス
『Google Analytics』の最新のバージョンのことです。
以前のバージョンには特別名前がないようなので、
多くのサイトでは『従来のアナリティクス』と記述されています。
ユニバーサルアナリティクスの主な特徴
- 新しいトラッキングコード「analytics.js」
- 新しいデータ収集方式「Measurement Protocol」
- ユニバーサルアナリティクス独自の新機能とレポート
バージョンの違いによる記述方法の違い
▼従来のアナリティクス
onClick="_gaq.push(['_trackEvent', ‘カテゴリ名’, ‘アクション名’, ‘ラベル名’, true]);"
▼ユニバーサルアナリティクス
onclick=”ga(‘send’, ‘event’, ‘カテゴリ名’, ‘アクション名’, ‘ラベル名’, true);”
「trackPageview」と「trackEvent」
クリックイベントの計測方法は2つあります。
「trackPageview」 仮想ページビューを使う方法
「trackEvent」 イベントトラッキングを使う方法
仮想ページビューとは、外部リンクや同一URL上の遷移など、トラッキングできないページへの遷移を仮想のページとみなし、計測する手法です。
対してイベントトラッキングは、計測したい行動をイベントとして、計測する方法です。
「trackPageview」はページビュー数にカウントされるのでその点は注意が必要です。
「onClick」と「onMouseDown」
『Google Analytics』でクリック数を計測するときは、onClickが一般的です。
ただこの方法だとクリック後、Google Analyticsへデータ送信する前にリンク先が表示されてしまった場合、
クリックデータ取得されない=カウントされないという事態が発生することがあります。
そこで『onMouseDown』というイベント。
『onClick』はマウスのボタンを押して、離した時にイベントが発生するのに対し、
『onMouseDown』はマウスのボタンを押した時にイベントが発生します。
なら『onMouseDown』の方が正確な数値が取れるのかと言うとそうでもありません。
例えば、「押した瞬間」なので、リンクをクリックしたままマウスを移動させ、
結果的にリンクをクリックしていない場合も1クリックとカウントされてしまうからです。
また『onTouchStart』というイベントあります。
スマートフォンではこちらのイベントで対応する必要があるようなのですが、検証ができておりません。
まとめ
サイトの改善を行う際、自社のサイトの分析は不可欠だと思います。
私自身サイトの運用に携わらせていただき、『サイトの分析』がどれだけ難しく、
またその大切さを肌で感じています。
どれだけ正しい情報を集められるかが、サイト改善成功の鍵を握ると思います。
その情報を集める手段として一つとして今回は『Google Analytics』少し紹介できればと思いました。
この記事が少しでも何かのお役に立てれば幸いです。
次回はさらに詳しく掘り下げたいと思います。