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【初心者向け】SQL早見表

Last updated at Posted at 2019-08-20

1.はじめに

最近機械学習の実装をしていて、Pythonとfor文の相性に悩まされる日々をおくっています。

そんな中、Pythonで前処理をするのではなく、
データベースでデータを加工する方法が良いと聞いたため
SQLの勉強を再度はじめました。

備忘録の意味も込めてその内容をまとめます。

2.SQL構文早見表

2-1.基本構文編

No 構文 意味 備考
1 CREATE DATABASE <データベース名>; <データベース名>という名前のデータベースを作成する
2 CREATE TABLE <テーブル名>; データベース内に<テーブル名>という名前のテーブルを作成する
3 DROP <データベース名>; <データベース名>という名前のデータベースを削除する
4 DROP TABLE <テーブル名>; データベース内の<テーブル名>という名前のテーブルを削除する
5 ALTER TABLE <テーブル名> ADD COLUMN <列の定義>; <テーブル名>のテーブルに列(カラム)を追加する
6 SELECT <列名1>, <列名2> , … FROM <テーブル名>; <テーブル名>の<列名1>,<列名2>,... を出力する ・全列表示する場合は、* を使用する
・列に別名を付ける場合は、「AS」を使用する
・重複を除く場合は、SELECT句に 「DISTINCT」を使用する
7 SELECT <列名1>, <列名2> , … FROM <テーブル名> WHERE <条件式>; <条件式>に一致する<テーブル名>の<列名1>,<列名2>,... を出力する 6に同じ

2-2.演算子編

No 演算子 意味 備考
1 + 足し算
2 - 引き算
3 * 掛け算
4 / 割り算
5 = 〜と等しい
6 <> 〜と等しくない !=ではない
7 >= 〜以上
8 > 〜より大きい
9 <= 〜以下
10 < 〜より小さい
11 NOT 〜と等しくない WHERE句の条件式と掛け合わせて使用する
12 AND 〜かつ** 11に同じ
13 OR 〜または** 11に同じ

※NULLに比較演算子は使用できない。

2-3.集約編

No 構文 意味 備考
1 SELECT COUNT(<パラメータ>) FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブル内の<パラメータ>のレコード数を数える 全件数える場合、*を<パラメータ>に代入する
2 SELECT SUM(<パラメータ>) FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブル内の<パラメータ(数値列)>を合計する 8に同じ
3 SELECT AVG(<パラメータ>) FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブル内の<パラメータ(数値列)>を平均する 8に同じ
4 SELECT MAX(<パラメータ>) FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブル内の<パラメータ(数値列)>の最大値を出力する
5 SELECT MIN(<パラメータ>) FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブル内の<パラメータ(数値列)>の最小値を出力する
6 SELECT <列名1>, <列名2> , … FROM <テーブル名> GROUP BY<列名1>,< 列名2> ...; 集約して表示する GROUP BY を使用するとSELECT句に使用できるものが限られる
7 SELECT <列名1>, <列名2> , … FROM <テーブル名> GROUP BY<列名1>,< 列名2> … HAVING <グループ値に対する条件式>,...; 集約値の中から条件式<グループ値に対する条件式>に合致するものを出力する
8 SELECT <列名1>, <列名2> , … FROM <テーブル名> ORDER BY<列名1>,< 列名2> ...; <列名>を基準に並べ替える 降順にならべかえる場合は、「DESC」をORDER BY句に追加する

2-4.データ更新編

No 構文 意味 備考
1 INSERT INTO <テーブル名>(<列1>, <列2>, ...) VALUES (<値1>, <値2>,... ); <テーブル名>テーブルにデータを登録する
2 DELETE FROM <テーブル名>; <テーブル名>テーブルの中身を削除する WHERE句を追加することで条件式を追加して削除できる
3 UPDATE <テーブル名> SET <列名> = <値>; <列名>を<値>に更新する WHERE句を追加することで条件式を追加して更新できる

2-5. 関数編

No 関数 意味 備考
1 ABS(<数値>) <数値>を絶対値で出力する
2 MOD(<被除数>, <除数>) <被除数>を<除数>で割った余りを出力(余剰)
3 ROUND(<対象数>, <丸め桁数>) <対象数>を<丸め桁数>で四捨五入する
4 <文字列1> || <文字列2> <文字列1> と <文字列2>を連結
5 LENGTH(<文字列>) <文字列>の長さを出力
6 LOWER(<文字列>) <文字列>を小文字化して出力
7 REPLACE(<対象の文字列>, <置換前の文字列>, <置換後の文字列>) 文字列の置換
8 SUBSTRING(<対象の文字列> FROM <切り出し開始位置> FOR <切り出す字数>) 文字列の切り出し
9 UPPER(<文字列>) <文字列>を大文字化して出力
10 CURRENT_DATE 現在の日付
11 CURRENT_TIME 現在の時間
12 CURRENT_TIMESTAMP 現在の日時
13 EXTRACT(<日付要素> FROM <日付>) 日付要素の切り出し
14 CAST(<変換前の値> AS <変換するデータ型>) 型変換
15 COALESCE(<データ1>, <データ2>, ...) NULL値を変換
16 CASE WHEN <評価式1> THEN <式1> WHEN <評価式2> THEN <式2> … ELSE <式> END 条件分岐
17 UNION レコードの足し算
18 EXCEPT レコードの引き算
19 INNER JOIN 内部結合
20 OUTER JOIN 外部結合 片方のテーブルにしかない値も一緒に出力する
21 CROSS JOIN クロス結合 ほとんど使用しない

※RDBMSの種類によって書き方が異なる箇所がありますので、詳細は各RDBMSのドキュメントを参考にしてください。

2-6.述語編

抽出条件を記載する際に必須となってくるものです。

No 演算子 意味 備考
1 LIKE 文字列部分一致検索 任意の値を入れる箇所に’%’を記載する
2 BETWEEN <値1> AND <値2> 範囲検索
3 IS NULL NULLであるか NOTを付けることでNULLでない場合を表示できる
4 IN ORの省略形
5 EXISTS レコードの存在有無を調べる

2-7.ウィンドウ関数

No 関数 意味 備考
1 RANK レコードのランキングを出力 同順位のレコードが存在した場合、後続の順位が飛ぶ
2 DENSE_RANK レコードのランキングを出力 同順位のレコードが存在した場合、後続の順位が飛ばない
3 ROW_NUMBER 一意な連番を付与する
4 PARTITION BY 範囲指定 RANK関数内で順位づけの範囲を指定する等で使用

3.まとめ

SQL文を表形式で簡単にまとめました。
データの加工方法によって「この関数ならすぐ終わる!」ってものもあれば「複雑な加工が必要」という場合もあるかと思います!
適宜組み合わせながら使ってみてください。

具体例は様々な記事がネットにあるので、詳細が気になる方は調べてみてください。

何か間違い、不備等あればご指摘ください。

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