Amazon Q CLIでゲーム開発に挑戦してみた - JAWS-UG横浜レポート
JAWS-UG横浜の「Build Games with Amazon Q CLI」イベントに参加してきました。Amazon Q CLIを使ったゲーム開発の体験レポートをお届けします。
作業内容
使い方を分かっていないので、とりあえずブログを真似してみることにしました。
参考にしたブログ:
環境セットアップ
Q CLIは以下をもとにインストールしています。(Win11でWSL2を使用)
pygameのインストール
python -m venv venv
source venv/bin/activate
pip install pygame
Amazon Q CLIでゲーム生成
ブログの内容をコピペして、Amazon Q CLIに以下のプロンプトを投げてみました:
q /chat "write a pygame game which combines the ideas of pacman and nibbles"
すると、コードを提案してくれました!t (trust) をタイプするとファイルとして保存してくれます。
最初の実行とエラー対応
とりあえず保存したものを実行してみました:
python pacman_nibbles.py
しかし、エラーが発生:
$ python pacman_nibbles.py
pygame 2.6.1 (SDL 2.28.4, Python 3.9.6)
Hello from the pygame community. https://www.pygame.org/contribute.html
Traceback (most recent call last):
File "/home/taco/study/amznQ/20250609-jawsy/pacman_nibbles.py", line 364, in <module>
game = PacNibbles()
File "/home/taco/study/amznQ/20250609-jawsy/pacman_nibbles.py", line 36, in __init__
self.reset_game()
File "/home/taco/study/amznQ/20250609-jawsy/pacman_nibbles.py", line 51, in reset_game
self.generate_dots(30) # Start with 30 dots
File "/home/taco/study/amznQ/20250609-jawsy/pacman_nibbles.py", line 94, in generate_dots
self.add_dot()
File "/home/taco/study/amznQ/20250609-jawsy/pacman_nibbles.py", line 103, in add_dot
(x, y) not in self.power_pellets):
AttributeError: 'PacNibbles' object has no attribute 'power_pellets'
デバッグとトラブルシューティング
エラーをQ CLIに貼り付けてみると、長いこと自問自答しながらデバッグしてくれました。デバッグ情報を追加したり、キー入力の検出部分を改善したりと、まるで人間のデベロッパーと一緒に作業しているような感覚でした。
最終的に、パックマンみたいなやつが動くイモムシゲームが完成!スコアも勝手に計算してくれています。
AWS風カスタマイズ
「もっとAWSっぽい感じにできる?」と聞いてみると、面白い提案をしてくれました:
AWS風の変更案:
-
キャラクター変更:
- Snake → EC2インスタンス
- Dots → データパケット
- Power Pellets → AWS Credits
- Ghosts → セキュリティ脅威やコスト超過アラート
-
色とテーマ:
- AWSオレンジ (#FF9900) とダークブルー (#232F3E) を使用
- 背景を AWS コンソール風に
-
UI要素:
- スコア → "Cost Optimization Score"
- ゲームオーバー → "Service Disruption"
実際にコードを修正してくれて、以下のような変更が加えられました:
出てくる言葉がAWSを意識したものになりました。
さらに改良を重ねて:
見づらいと伝えると、さらに調整してくれて:
最終的にはこんな感じに:
AWSっぽい???
まとめ
Amazon Q CLIを使ったゲーム開発は楽しかったです。エラーが出ても一緒にデバッグしてくれるし、要望を伝えるとどんどん改良してくれる。まるでペアプログラミングをしているような体験でした。
JAWS-UGのイベントも非常に有意義で、実際に手を動かしながら学べる貴重な機会でした。Amazon Q CLIの可能性を実感できた一日でした。



