はじめに
こちらの記事Raspberry Pi3にRails5環境を構築して遊んでみるをやるにあたって、Raspberry Piの初期セットアップが必要だったので、こちらの方でまとめておきます。
OSのイメージをいれて、SSH接続をするまでを目標としています。
必要なもの
手順
1, microSDの初期化
2, Raspbianイメージのダウンロード
3, microSDにRaspbianのイメージを書き込む
4, OSの立ち上げ
5, 設定
6, SSH接続
1,microSDの初期化
1~3までは、PCの方で行なっていきます。
SDカードをPC(mac)に接続後、ディスクユーティリティを開いて、フォーマットは、exFATを選択し、初期化しましょう。
2, Raspbianイメージのダウンロード
引きつづき、こちらからRaspberryPiに特化したLinux ディストリビューションであるRaspbianのイメージをダウンロードします。今回は、右側のRASPBIAN STRETCH LITEをzip形式でダウンロードしましょう。
デスクトップ版を利用したい方はそちらを。
ダウンロードしたら、忘れないように解凍しておきます。
2017-11-29-raspbian-stretch-lite.zip
-> 2017-11-29-raspbian-stretch-lite.img
3, MicroSDにRaspbianのイメージを書き込む
ターミナルを開いて、以下のコマンドを叩くことで、PCに接続されているディスクを確認します。
$ df -h
=>
(省略)
/dev/disk2s1 15Gi 2.4Mi 15Gi 1% 78 487602 0% /Volumes/名称未設定
上記の場合だとSDカードに/dev/disk2s1
が割り振られているので、覚えておきましょう。
確認後、以下のコマンドでSDカードのマウントを解除します。
$ sudo diskutil unmount /dev/disk2s1
=> Volume 名称未設定 on disk2s1 unmounted
$ cd ~/Downloads #解凍したraspbian-stretch-lite.imgのあるディレクトリに移動
$ sudo dd bs=1m if=2017-11-29-raspbian-stretch-lite.img of=/dev/rdisk2
=> 1858076672 bytes transferred in 144.246317 secs (12881276 bytes/sec)
sudo dd bs=1m if="○○.img" of=/dev/○○
することで、SDカードにOSイメージを書き込むことができます。
4,OSの立ち上げ
ここにきてようやく、RaspberryPiをディスプレイに接続し、立ち上げます。
PCからSDカードを取り出し、RaspberryPiにセットしてあげましょう。一番上の写真のように接続して、うまくいっていれば、次のような画面がバーっと流れるはずです。
流れない場合は、ケーブルの接触が悪い場合や、OSイメージがうまくSDカードに落とせていない可能性が高いので、見直してみましょう。
一通り流れると、ログインとパスワードを求められるので、デフォルトの
Login: pi
password: raspberry
でログインしてください。
5,設定
パスワードの変更なども行うべきなのですが、まずは最低限ということで、キーボードの設定と、WifiでSSH接続できるような設定をしていきたいと思います。
まずは、キーボードをまともに操作できなくては満足にVimも動かせないので、
$ sudo raspi-config
と打ち込んで、設定画面を開きます。
>4 Localisation Options
を選択して、キーボードの設定を進めていきます。
次の順序
>13 Change Keyboard Layout
> Generic 105-key (Int) PC
>Japanese - Japanese(OADG 109A)
>The default for the keyboard layout
>No compose key
>Finish
で順に選択していくと、日本語のキーボードに対応しているはずです。
引き続き、Wifiを利用して、MacからSSH接続できるような設定をしていきます。
$ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
を打ち込んでVimを開きます。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="WIFIのSSID"
psk="WIFIの暗号キー"
key_mgmt=WPA-PSK
}
を記述して、接続するMacと同じWifiのSSIDとPASSを設定します。
設定後は、
$ sudo reboot
して、再起動を行いましょう。
6, SSH接続
いよいよMacからSSH接続をしていきます。
その前にまず、接続するために必要なIPアドレスを確認します。
$ ip addr
3: wlan0:の部分にある、inet以降がIPアドレスになります。(写真の容量制限を超えて見せられません<(_ _)>)
自分の場合192.168.2.104でした。
このIPアドレスをPCのターミナルで
$ ssh pi@192.168.2.104
打ち込んで、SSH接続しようとしたところ、
$ ssh pi@192.168.2.104
=> ssh: connect to host 192.168.2.104 port22: Connection refused
おっと!!connection refusedされてしまいました。
どうやら、SSHはデフォルトだと無効になっているということで、再度、microSDをラズパイから取り出して、PCに接続、ターミナルから、入り込んで
$ cd /Volumes #/Volumsへ移動
$ cd boot #boot(SD)へ移動
$ touch ssh #sshというファイルを作ってあげる
してあげると、
$ ssh pi@192.168.2.104
で見事SSH接続が完了しました!!
最後に
セットアップ一つとっても結構労力いりましたね。
ひとまず、SSH接続ができるようになったので、引き続き、ラズパイを使って、Rails環境を構築していきたいと思います。それでは良きラズパイライフを!!