LoginSignup
0
0

More than 3 years have passed since last update.

New Relic OneでKubernetes Cluster Explorerをみてみる

Posted at

New Relic One 関連記事

Kuberneteds Cluster Explorer

今回はNew Relic OneでKubernetes Cluster Explorerをみてみます。もし既存のNew Relicですでにcluster explorerをみるためにkubernetesをセットアップしている場合、New Relic Oneでみるための特別な手順は不要です。またセットアップは監視対象のkubernetesクラスターに対して操作を行いますが、New Relic Oneリリース後も変わりはなく、新たにセットアップするとNew Relic Oneと既存のNew Relicの両方で表示されます。

セットアップ

Kubernetesへのインストールについてはこちらにドキュメントがあります。インストール自体はkubectlが使えれば実行できるので、Windowsからでも操作できるはず。しかし、ドキュメントに記載の一部コマンドがLinuxやMacのシェルを想定しているので、コマンドプロンプトやPowerShellではうまく動かないと思います。手動で操作するか、WSLなどの利用をご検討ください。

また、EKS,AKS,GEKといったマネージドなkubernetesサービスの場合と、OpenShiftの場合は注意書きがありますので、Install on Kubernetes managed services and platformsをご確認ください。今回スクリーンショットに使っている画像はAKSに対してインストールしたものです。

操作の流れを紹介します。

まず最初にkube-state-metricsをインストールします。これはNew Relic固有のものではなく、kubernetesから提供されているものです。New Relicのドキュメントにはコマンド例が乗っていますが、kubernetesのドキュメントをみて環境に合わせてインストールして頂いて構いません。

次にNew Relicが提供しているインテグレーション用のkubernetesのオブジェクト定義ファイルをダウンロードします。いったん編集する必要があります。

NRIA_LICENSE_KEYに自分のライセンスキーを、CLUSTER_NAMEにCluster Explorer上で識別する名前を指定します。また環境によっては追加で必要な設定もあるのでOptional: Complete these steps as applicable:の手順をご確認ください。

リソースを作る前にkube-state-metricsがインストールされ実行されていることを確認します。
kubectl get pods --all-namespaces | grep kube-state-metrics

例えばこのように表示されるはずです。
kube-system kube-state-metrics-597754dd6b-bszcj 2/2 Running 0 5m

確認できたら、先ほど編集したファイルを元にリソースを作成します。
kubectl create -f newrelic-infrastructure-k8s-latest.yaml

この後、daemonsetが作成され、Podが動き出せば、Cluster Explorerから見えるようになります。

Cluster Explorer

Kubernetes Cluster Explorerはトップページのタイルか、Entity explorerなどからアクセスできます。

image.png

image.png

以前とあまり変わっていません。上にノードとポッドを表した様子が描かれ、下にスクロールすると実行しているポッドが表示されます。

image.png

image.png

上の絵は、長方形がノードを、放射線上に位置する六角形がポッドを表します。ノード、ポッドを選択するとリソース消費量がわかります。

image.png
image.png

また複数のコンテナで構成されるPodはそれぞれのPodを確認できます。

image.png

さらに上のフィルターを使うとdeployment、namespace、nodeの名前で表示をフィルタリングできます。

image.png
image.png

基本的に今表示できるものはこのくらいで、詳細なメトリクスの表示やアラートの設定については上のkubernetes dashboardから今までのダッシュボードに移動する必要があります。なお、既存のダッシュボードで表示されているもので、NRQLで記述できるものはNew Relic Oneのダッシュボードに表示できるようになります。このダッシュボードに乗せるためのチャートの作り方については別途説明の記事を書きたいと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0