GridDBをインストールしてみます
TOSHIBAさんが公開した、スケールアウト型データベースです。
詳しくは下記のリンクで
http://www.griddb.org/griddb/
今回は、Dockerに実行環境を構築した後に、githubで公開されているReadmeに従って、ビルド、起動、サンプルコードの実行を行います。
https://github.com/griddb/griddb_nosql
Dockerコンテナ上に動作確認済みの環境を用意
githubには下記のような動作環境の記述があります。
We have confirmed the operation on CentOS 6.7 and gcc version 4.4.7.
今回は、動作環境が確認されている、OSのCentOS 6.7で、コンパイラをgcc 4.4.7で動かしてみようと思います。
dockerにCentOS 6.7のコンテナを用意
Dockerの環境が構築されていることを前提としております。
これからDocker環境を構築する場合には、Docker Toolboxをインストールすることをおすすめします。参考:Mac版 Docker Toolbox を使ってみました
以降は、Docker Tarminal上での操作です
docker_tarminal
docker pull centos:6.7 #dockerリポジトリからCentOS 6.7 のイメージをダウンロード
docker run -i -f centos:6.7 /bin/bash #dcoker イメージを起動
docker attach NAMES #起動したイメージの名称またはIDを指定してコンテナの内部に入ります
CentOS 6.7にGridDBをインストール
インストールに必要なアプリをyumコマンドで導入
インストール作業ですので、管理者権限をあるアカウントで実施して下さい。
yum_install
#rootアカウントに変更(rootアカウントの場合は不要)
sudo su
#コンパイルに必要なソフトウェア
yum install gcc
yum install gcc-c++
yum install automake
yum install git
#クライアントアプリ(Java)に必要なソフトウェア
yum install java
yum install ant
GridDBをダウンロードしてコンパイル
#ユーザのホームディレクトリで作業
cd ~
#ソースコードをダウンロード
git clone https://github.com/griddb/griddb_nosql.git
#ダウンロードディレクトリに移動
cd ./griddb_nosq
#コンパイル
./bootstrap.sh
./configure
make
サーバの起動
サーバの起動には、パスの指定、パスワード、クラスタ名の設定が必要です。
export GS_HOME=$PWD
export GS_LOG=$PWD/log
#パスワードの設定
bin/gs_passwd admin
#クラスタの設定 gs_gluster.jsonのclusterNameにクラスタ名を記入します
vi conf/gs_cluster.json
export no_proxy=127.0.0.1
bin/gs_startnode
bin/gs_joincluster -c クラスタ名 -u
admin/パスワード
クライアントのビルド
JAVAで記述されたクライアントアプリをビルドします。実行にはJAVAとANTが必要です。
ant -f java_client/build.xml
サンプルコードの実行
export CLASSPATH=${CLASSPATH}:$GS_HOME/bin/gridstore.jar
mkdir gsSample
cp $GS_HOME/docs/sample/program/Sample1.java gsSample/.
javac gsSample/Sample1.java
java gsSample/Sample1 239.0.0.1 31999 クラスタ名 admin パスワード
下記のような結果が出力されれば成功です。
Person: name=name02 status=false count=2 lob=[65, 66, 67, 68, 69, 70, 71, 72, 73, 74]