はじめに
オランダの TIOBE Software という会社がプログラミング言語の人気ランキング TIOBE Index というのを出しています。これはインターネットのGoogle などの主要サーチエンジン(の検索数) によって計算されているそうです。
2015 年 4 月の状況
久々に様子を見てみたら下のようになってました。
大きな変化として Java が C を上回り1位を獲得しましたね。これは C++ が増えた反動でしょうか。Java の長期低落傾向は変わってないように見えます。
Objecttive C は急激に伸びましたが、落ち込みも急激です。iOS 関連の開発が一段落したのと、Swift に移行した人が多いためでしょうか。
下の方ですが、Visual Basic が相変わらず頑張ってますね。この Visual Basic ですが、VBA などを含んでのものなんでしょうね。VBA の開発は今でもけっこうあるようで、国内でも求人がよく出てます。VB.NET はじり高ですが、国内でもサポート終了の Visual Basic 6.0 からの移行がけっこうあるようで、求人をよく見かけます。
詳しい状況
詳しい状況ですが、上位はこんな感じです。
Delphi / Object-Pascal が上位にあるのが目につきますね。国内ではずっと前にピークアウトして新規開発となると実行スピードが必要でグラフィカルな表示も必要なシミュレーション系のアプリとかでたまにある程度でしょうか?
MATLAB とか国内では研究所とか大学とかじゃないとあまりお目にかかりませんが、海外だと需要が多いんですね。ABAP も国内での求人はめったに見かけません。
R が19 位に上がってきましたが、ビッグデータの需要が増えているので、国内でもそのうち求人が増えるかもしれません。
20 位以下ですが、こんな感じです。あまり見たことがない言語がけっこうあります。この辺になると1%未満の順位なのでどちらが上でどちらが下なんてあまり関係がないです。COBOL、FORTRAN、Lisp、Ada、RPG とか大昔からある言語が未だに使われているようです。