更新履歴
- タイトルを「研究室に置いたCentOSの計算機に自宅からsshできるようにした方法」→「研究室に置いたCentOSの計算機をネットワークに繋いだ方法」に変更。
- "nmcli d"に"nmcli device"を追記。
やったこと
前所属で使っていた計算機1と新しい計算機2の2台(CentOS)を現所属の研究室に置き、有線でネットワークに繋いだ。
さらに、自宅から研究室のネットワークにVPNで繋ぎ、計算機にsshできるようにした。
そのためにやったことは以下の通りである。
- 固定IP申請のためにMACアドレスを調べる。
- ネットワークに繋がったことを確認する。
その他参考になった以下の情報もまとめる。
- OSのバージョン確認の仕方。
- パスワードを入力せずにsshする(公開鍵)設定。
- ポートフォワーディングのためのポート番号には役割があるという話。
まずは計算機をネットにつなぐ
計算機の電源を入れ、有線LANに繋ぐ。ちなみにこの有線はハブを通している。
MACアドレスを調べる(CentOSのターミナルから)
$ ifconfig
これの"ether"がMACアドレスである。しかし、複数あり(eno1, virbr0)、どれが本物かわからない。
結論を言うと"eno1"の"ether"がMACアドレスであった。
MACアドレスを調べる(CentOSの設定から)
「設定」→「ネットワーク」→「有線」→「設定」→「ハードウェアアドレス」= MACアドレスである。
これより"eno1"の"ether"という結論が得られた。
ついでに(初期設定なら問題ないと思うが)
「自動接続」にチェックを入れる。
「identity」の「MACアドレス」=「ハードウェアアドレス」になっている。
「IPv4」も「IPv6」も「自動」にチェックを入れる。「DNS」も「ルート」も「自動」にチェック。
ちなみにここで、「IPv4」が前置いていたところの手動設定になっていたため、なかなか繋がらなず悩まされた。
固定IP申請受理後、ネットが繋がっていることの確認
$ nmcli d
もしくは
$ nmcli device
これで例の"eno1"が"接続済み"になっていればOK。
なっていなければ以下のコマンドを入力。
$ nmcli connection up eno1
Firefoxでインターネットが見られればOK。
(おまけ)計算機の名付け
1台なら何でもいい。しかし複数台あると名付けも苦労する。
そこで私は"(任意の単語)"+"購入年の西暦下二桁"としている。
例えば"apple20", "apple21"という感じである。
ただし、一年に複数台購入することはないと思っている。
おまけ
今回必要になったマイナー作業についての情報も残しておく。
OSのバージョン確認の仕方
$ cat /etc/*release
公開鍵設定
すでに鍵は作ったことがあるという前提の話である。
自分のノートパソコンで以下のコマンドを入力する。
% ls ~/.ssh/
"id_rsa", "id_rsa.pub"みたいなのがあれば作ったことがあるはずである。
あとは自分のノートパソコンで以下のコマンドを入力する。
% ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub <user name>@<ip address>:
他にもやり方はあるがこれだと手間がかからないと思われる。
ポート番号の話
ここでは説明はしないが、sshするときにポートフォワーディングという方法で研究室の計算機とデータをやり取りしている。
そのポート番号には役割がある。
例えば以下の通りである。
- 22: ssh
- 5900: vnc
計算機1と計算機2で、あちら側は22番ポートだが、こちらのノートパソコン側はそれぞれ空いている別々のポート番号を使わないと上手くいかなかった(気がする)。
私は全然詳しくないので具体的なことは(今は)書けない。
おわりに
こうやってまとめると簡単に設定できそうな気がするが、2-3時間かかった気がする。
(自分に向けて)また所属が変わったときは頑張ってほしい。