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AMD VEGA + ROCm で XMR(モネロ) マイニングを行う(1120 H/s @ 75W)

Last updated at Posted at 2017-11-25

漢なら Linux で VEGA で ROCm で XMR(モネロ)マイニングしたいですね!

やりましょう!

環境

  • VEGA 64 + PCIex gen3 対応マザー
  • Ubuntu 16.04.3
  • ROCm 1.6.180(kernel 4.11-0) + ROCm OpenCL

ROCm と ROCm OpenCL は https://github.com/RadeonOpenCompute/ROCm にある手順を使ってセットアップしておきます.

既存の amdgpu-pro OpenCL や nvidia OpenCL 環境が入っているとうまく OpenCL ドライバが初期化されず動かないときがあるのでパッケージ管理注意ください.

/opt/rocm/opencl/bin/x86_64/clinfo で VEGA OpenCL 設定が正しく出力されるか確認しておきましょう.

miner のコンパイル

https://github.com/xmrig/xmrig-amd を使います.

microhttpd と libuv のパッケージを apt で入れておきます.
libuv については, libuv1-dev のほうをインストールしておきます.

$ mkdir build
$ cd build
$ OpenCL_ROOT=/opt/rocm/opencl cmake ..
$ make

miner 設定

を参考にして, VEGA 64 の場合 config で intensity 2016, 1800 の 2 thread にします.

xmrig 実行時の注意点

xmrig だと stdin あたりをいろいろいじっているのか, nohup で起動することができません. とりあえずは http ポートを設定して web で確認できるようにし, かつ config で background を true にして background 実行するようにします.

電力効率を高める.

デフォルトだと 1175 H/s(620 H/s + 555 H/s)で 195W 消費と悲しい結果になりました...

そこで rocm-smi で powertune を試しました.

rocm-smi --setsclk 2 で core 1084 MHz, mem 800 MHz で 1120 H/s(590 + 530) で 75 W となりました.

(消費電力は rocm-smi の表示なので, 実際にはワットチェッカーで計測する必要あり)

電力効率は Windows での 1800 H/s @ 160W に比べれば良くなりましたので, Linux の場合は長期運用向けですね.

TODO

  • xmr-stak-amd を試す.
  • Ethash など他のアルゴリズムも試す.
  • ワットチェッカーで実際の消費電力を確認する.
  • 1120 @ 75 W 運用だと, GPU 暖房としては使えないので, 冬の暖房対策を考える(VEGA x 4 という手もあるか?)
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