始めたいけど情報古いの巻
ひょんなことから会社で遊べるようになった RealSense D435。しかし、情報と実際がとてつもなくかけ離れていたのでした。簡単にUnityで色々出来ると聞いていたが。。
なぜか古い情報のUnity公式
Unity公式
ここに貼られているリンクはいずれも下記のクローズ済みのサイトです。
とは言え2014年位の情報を元に作られたものなので当然と言えば当然ですね。
なぜかCloseの公式
Intel® RealSense SDK for Windows* (Discontinued)
後から分かったのですが、どうもこの辺の情報はD400シリーズ以前の古い型番。既に閉じており、サポートもありません。
ページの中にGitHubへのリンクを見つける
途方に暮れていたのですが、よくよく見るとGitHubへの誘導リンクが一つ貼られていました。SDKもメジャーバージョンが更新され、バージョン2.x.xが配布されていました。
GitHub : IntelRealSense/librealsense
上記をクローンしてビルドしても良いのですが、ビルド済みのリリース製品があります。
リリース
* rssetup-2.17.0.394.exe
* Intel.RealSense.unitypackage <- [NEW] 2.16.0から
D400 シリーズにハンドジェスチャーは無い(2018.12現在)
D400 シリーズとUnitySDKで現在できるすべての事(2018.12現在)
RealSense SDK 2.0用のUnityラッパーにより、Unity開発者は提供されたテクスチャを使用してRealSenseデバイスからシーンにストリームを追加できます。 1行のコードをコードすることなく、Unity Inspectorを使用してデバイス設定とテクスチャバインディングを可能にする使いやすいプレハブを提供することを目指しています。このラッパーを使用することで、Unity開発者は、カラー、デプス、赤外線テクスチャのライブストリームを取得できます。さらに、（奥行きを使用して）テクスチャを互いに整列させる簡単な方法と、背景のセグメンテーションの例を提供します。
RealSenseD435はRealSenseD400シリーズです。
RealSenseD400シリーズで現在提供されている機能はカラー映像と赤外線映像と深度映像をテクスチャ化することだけです。それ以外の音声認識やジェスチャー認識、顔認証は現在提供されていませんでした（2018年12月現在）。
ソース的には1フレーム分の画像をTexture2D型で毎フレーム受け取れるので、加工はとても簡単そうでした。私はReal SenceがただのWeb Cameraと化すので不本意ながらも。OpenCVとの組み合わせは実現可能であることはテスト済み。
TIPs
x86でも動くの？
動きます。付属のUnityパッケージは64bitのdllが入っています。x86版が欲しい場合はインストール内容の下記のパスにそれぞれのアーキテクチャのDLLが入っています。
C:\Program Files (x86)\Intel RealSense SDK 2.0\bin\x86
C:\Program Files (x86)\Intel RealSense SDK 2.0\bin\x64
target platform x86 BadImageFormatException
デバイス認識しないエラー
USB3.0かどうか確認しましょう
Couldn't resolve requests #2818
困ったこと
Windows7とUnitySDKの相性は最悪？
2.17.0.394では、Windows7上で動作できませんでした。Win10で作ったexeもWin7では×。
Win7+Unityエディタ上でクラッシュします（サンプルシーンでさえも）。
と思ったら、下記の通りWin7は動きません。。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000025567/emerging-technologies/intel-realsense-technology.html
以上。
参照
RealSense SDK Unity ToolkitによるUnityアプリ開発の基礎