コンピュータでプログラムを実行する方法は大きく分けて2つあります。
それは「インタプリタ」と「コンパイラ」です。
この二つを理解するためにまず「機械語」を理解する必要があります。
コンピュータに搭載されるCPU自体は単なる計算機です。
計算の際には電流の「オン」と「オフ」をもとにした「1」と「0」による2進数の計算しか出来ません。
コンピュータは「1」と「0」の命令でしか動かないのです。
この2進数で書かれた命令の集まりを「機械語」と呼びます。
インタプリタ
インタプリタはプログラミング言語で書かれたソースコードを読み込んで、機械語のプログラムライブラリを呼ん(call)だり、場合によっては機械語に変換してコンピュータに命令を与えます。
「プログラム実行時に変換する」というところがポイント。
実行時にその都度変換するため、時間が掛かってしまいます。
コンパイラ
コンパイラはプログラミング言語で書かれたソースコードを事前に機械語へ「一括変換」して、変換後のプログラムがコンピュータに命令を与えます。
こちらは「事前に変換する」ということがポイントです。
実行時に改めて変換する必要がないので、高速で処理できます。また、実行時に変換するための仕組みも必要ありません。単独でプログラムを実行できます。
変換する仕組みのことを「コンパイラ」、変換する作業のことを「コンパイル」と呼ぶ。