iOSの開発だけでなく、Androidの開発のおともに、fastlane。
あらゆるリソースでその手軽さや機能の豊富さが語られていますが、自分自身、どんな機能が使えるか理解できていなかったので、今回はfastlaneのグローバルコマンドをまとめようと思います。
※ 今回は、fastlaneのインストール方法については述べません
※ fastlaneのバージョンは、2.53.1の時点のものです
fastlane help
まず手始めに、fastlane help
コマンドで、どんなコマンドがあるのかを見てみます。
英語で出てくるので、何となくそれを意訳してみます。
fastlane
CLI for 'fastlane' - iOSとAndroidアプリのベータ版配信からリリースまでを自動化する最もかんたんな方法
`fastlane [platform] [lane_name]` で実行します。
レーン(lane)に値を渡すには `fastlane [platform] [lane_name] key:value key2:value2` と書きます。
コマンド: (* default)
action 指定したコマンドの詳細情報を表示
actions 利用可能なfastlaneコマンドを表示
add_plugin fastlane setupにプラグインを追加
docs Fastfileをもとにマークダウンドキュメントを生成
enable_auto_complete Tabによる自動補完の有効化
env fastlaneの環境設定を表示, GitHubにissueを投稿するときに使用する
help グローバル または [command] のヘルプドキュメントを表示
init fastlaneの初期設定をガイドする
install_plugins プロジェクトに全プラグインをインストール
lanes 利用可能なlaneとその説明を一覧で表示
list 利用可能なlaneのみを一覧で表示
new_action fastlaneのアクションを新規追加
new_plugin fastlaneで使用するプラグインを新規作成
run 1度きりのfastlaneアクションを、full lane無しで実行
search_plugins プラグイン検索、クエリはオプション
trigger * 指定したlaneを実行。lane名とプラットフォーム名を渡す
update_fastlane fastlaneを最新版に更新
update_plugins 依存プラグインを更新
グローバルオプション:
--verbose
--capture_output 実行中の出力をキャプチャし、issueテンプレートを生成
--troubleshoot 拡張verboseモードを有効化。警告するけどこれ、センシティブなデータを含みます。CIでは使用しないように.
-h, --help ヘルプドキュメントを表示
-v, --version バージョン情報を表示
トリガーのオプション:
--env STRING[,STRING2] `dotenv`で環境変数を渡せる
以上を見てわかるように、laneと呼ばれる、いわゆるワークフローを実行できるところが特徴のようです。
次回
もちろん、laneで使用できるコマンドもたくさんあるようです。そちらも一つ一つ見てみたいと思います。