今日は openssl の処理を外部から呼べるようにするリファクタ、不要コードの削除、エンジンの一部局所最適化、Typed Properties 導入時のバグ修正、gd の pkg-config への移行、ドキュメントの更新、イテレータラッパーにダミーの get_gc ハンドラを実装する修正があった！
2019-01-15
devnexen: Refactor subset of openssl module.
- https://github.com/php/php-src/commit/62c7432fa3530f7e3607b9829d5036b1c6ab2473
- ext/openssl で、暗号化や復号の処理を外部から呼べるようリファクタ
- PHP_OPENSSL_API というのが導入されてる
dstogov: Removed missed and unused function declaration
dstogov: Use fastcall calling convention
- https://github.com/php/php-src/commit/6f6532d32b1288bac536c9864550f5dff3b9987d
- エンジンの一部処理を fastcall 使うよう修正
nikic: Fix handling of UNDEF properties in compound assign
- https://github.com/php/php-src/commit/61d00c0c55ebbc2fa59af35befd2f61a80571675
- 複合代入時の未定義プロパティの扱いを修正
- Typed Properties 導入時に消しちゃってたけどこの分岐に入るケースでは必要だった
- BP_ﾅﾝﾁｬﾗ は読み込みなんかのオブジェクトハンドラがどういう文脈で使われてるかを示す用の定数かな？
- Nobody knows what backpatching is, apparently. ということで backpatching が何かはよく分からない
- パースしながら opcode を生成してた関係で、先を読まないと具体的な挙動が判明しない場合に後からパッチするみたいな奴と stas の人が言ってるっぽい
- 実際コンパイラでも使ってるっぽいけど、これ executor での利用と分けてしまったらアカンのかなみたいな気持ちで見てる
nikic: Migrate ext/gd to pkg-config
- https://github.com/php/php-src/commit/19d8a6b771a1d8d458583772703a5bb1a1276274
- ext/gd を pkg-config へ移行
nikic: Document pkg-config related changes
- https://github.com/php/php-src/commit/48ca2c08339eeec3eb13b317deb17c6a80e0af82
- UPGRADING に各拡張の pkg-config 移行について追記
nikic: Add dummy get_gc handler for iterator wrapper
- https://github.com/php/php-src/commit/97fc84ca06188ded308cc5a92cf487f0a562fb75
- イテレータラッパーにダミーの get_gc ハンドラを実装