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事業会社でR&Dチームを立ち上げて2年経ちました

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Last updated at Posted at 2025-12-16

はじめに

このブログは弥生 AdventCalendar 2025の17日目の記事です。

こんにちは。弥生R&DチームでMLエンジニアをやっているsiida(飯田頌平)です。 時が経つのは本当に早いもので、弥生にR&Dチーム(旧R&D室)が結成されてから2年と少しが経過しました。

ちょうど昨年も同じ日にR&D室設立1年目の記録を投稿したのですが、振り返ってみると、2年目となる今年は非常に大きな飛躍を遂げることができました。

まずは成果のハイライトをお伝えします。

  • 言語処理学会人工知能学会の年次大会での論文発表
  • 査読付き国際会議(AAI2025)での論文発表
  • 特許登録
  • 新規メンバーのジョイン
  • R&Dインターンプログラムの企画・開催・受入
  • 社内表彰(Spiral Up AWARD)受賞
  • プロダクトへのAI機能実装支援
  • 社内のAIリテラシー向上活動など

修士の頃に「論文書いてご飯食べたいな」と思っていた身としては、まさにその時の夢を実現することができたため、非常に充実した一年となりました。

それではこの2025年にどのような取り組みをしてきたのか、振り返ってみたいと思います。

研究の時期(2025年1月〜2025年4月)

この時期の主要な取り組みは次の通りです。

とにかく研究に追われている時期でした。多くの学会の論文投稿締め切りが冬から春まで立て続けにスケジュールされており、迫り来る次の締め切りに向けてひたすら実験と論文執筆に燃えていたのがこの時期です。

査読付き国際会議に投稿してはリジェクトされ、慌ててレビューポイントを修正して次の会議に投稿したりと、色々な困難がありました。他にも言語処理学会(NLP2025)での登壇のために長崎まで出張したり、後続の学会の発表資料を作成したりと、主にアカデミックな活動に時間を割いていました。

実装支援の時期(2025年4月〜2025年7月)

この時期の主要な取り組みは次の通りです。

春までに投稿した論文を発表しつつ、主に自社プロダクトへのAI機能の実装支援に取り組んでいました。

これまでの研究内容をプロダクトに組み込むにはどうしたらいいか?どのような問題が起きるか?といった事項を検討しては調査や分析を実施し、実装チームやステークホルダーとの間で議論しながら、無事に成果物を引き渡すことができました。

思い返すとチーム横断的な調整も多々発生し、非常に難しい仕事でした。しかし研究とビジネスを紐づける活動がR&Dでは重要です。研究に投資した結果を回収するところまで描いて実行に移せなければ、やがてR&D部門はやせ細ってしまいます。そのため弥生R&Dの飛躍のためにも避けては通れないプロジェクトでした。無事に完遂させられて胸を撫で下ろしています。


またプロダクトに関する話で言えば、4月8日に弥生の次世代主力プロダクトである「会計Next」が正式リリースされました。この製品の機能のひとつ「資金予測β版」は昨年のR&D室で実施したPoCを元にしており、ついにR&Dチーム発の機能をお客様に届けることができました。

さらにこの発明の特許が無事に登録され、R&Dチーム初の特許となりました。論文発表だけではなくプロダクトや特許といった形でのアウトプットを実現し、R&Dチームを様々なバリューの出せる組織へ成長させられたことがとても嬉しいです。

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インターンの時期(2025年8月〜2025年9月)

困難なプロジェクトが終わった後は、ちょっとした夏休みを迎えました。今年から初の取り組みで、R&Dチームで産学連携の活性化のためにインターンやってみました。

インターンの内容は今後R&Dチームが取り組む研究テーマの調査です。ちょっと長めの期間で最先端のAI技術のリサーチに取り組んでいただきました。わたしは企画やスキームの整備・各種調整に加えて、メンター兼現場責任者として携わり、参加された学生さん達と日々オンサイトで議論を交わしました。

今回参加された方々はエンジニアという点でもリサーチャーという点でも優秀でしたので、進め方としては大まかなテーマだけを設定し、その課題解決に至るまでのありとあらゆる手段はすべてお任せすることにしました。できるだけ自由に裁量を発揮できるようにし、メンターは必要な所でだけ壁打ち相手になったりレビューするという進め方にしたところ、すばらしい成果を残していただくことができました。

次の一年へ(2025年10月〜)

2025年は弥生R&Dチームの飛躍の時期でした。そして来年は更なる挑戦を続けるべく、現在は様々な企画に取り組んでいます。

弥生R&Dは、いちMLエンジニアとしての裁量が非常に大きく、入社してすぐに社を代表するような取り組みを牽引することも可能です。この記事で紹介したような取り組みにご興味のある方は、ぜひご連絡ください。

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