ブックマークを断捨離してたら真にあるべき情報の管理法に気づいた
自戒
要旨
- 何でもかんでもブックマークしなくていいよね
- 必ず後から不要になるブックマークがあるから、その都度不要なブックマークは捨てようね
ブックマークの意義
Webやシステムの仕事に携わっている人や趣味プログラマ含めて、開発をしている人はググらない日なんて1日たりとも無いと思う。
人間の脳みそのキャパは有限なので、直接覚えておくことを最小限にして、知りたいと思った概念名からいつでも参照しておけるようにすることが効率的。なのでEvernoteとかのノートアプリに気になった情報をバシバシ突っ込んでいく。そこまでは問題ない。
間違ったブックマーク
問題は、ブックマークすべき情報は意外に限られているということ。ほぼ再検索で代替できる。
例えば言語の公式リファレンスなんてブックマークする意味は全くない。決まり切った単語でググれば出てくるからだ。JavaScriptのリファレンスを手元に保存したから何だというのだ。キーワードにMozillaを付加してググれよ。
情報の再利用性
「再利用できない情報はゴミ」。欲しいタイミングに出てこないような、ブックマークしたページが多すぎて検索をかけてもドンピシャで欲しい情報にたどり着けないなら、ブックマークはする意味がない。
手元に情報を置いた時点で満足しているのは、ダメ受験生が参考書を買ってその日のうちに開こうともせず放置しておくことと同じくらいリソースの無駄。そんな情報は最初から持たない方が良い。
ブックマークすべき情報、しなくて良い情報
「考える」なら手元にブックマーク
「記号的情報が多くて、頻繁に見返したい」なら手元じゃなくブラウザにブックマーク。
「情報が少なく、よくアクセスするだけ」ならその都度ググろう。
手元にブックマークすべき情報
- 評論や思想系のエントリ、論文 「Why use ~」 とか、覚えるのではなく考えさせられるものは繰り返しアクセスできた方がよく、また何らかの原因でサイトそのものにアクセスできなくなる可能性があるので。
ブラウザにブックマークすべき情報
- スニペット や ショートカットコマンド集 何百回と見返して一つ一つ体に染み込ませていく記号的な情報は、ノートアプリなんかに置かずにブラウザにおいてリンクを踏めば良い。
- ワードからSEOで出てきてくれない有用サイト
ブックマークしなくて良い情報
- 決まったワードでググれば必ず上に出てくる情報 というか公式リファレンス。
- 準じて手順解説系のブログ 自分でできるようになったら手元からは捨てるべき。
- 各種CDN ググれ。
- ブラウザがアクセス履歴からURLの候補を提示してくれるのだから、
font-awesome
のCDNが欲しかったらCmd + L → "fo" → Enter
でURLに飛べるはず。この操作はマウスパッドを親指で操作してブラウザのブックマークをクリックするよりコンマ数秒早い。よってブラウザにブックマークする必要なし。
- ブラウザがアクセス履歴からURLの候補を提示してくれるのだから、
- 「いつか使おう」なWebサービスのリンク 今使ってないなら余計な情報。
必要から不要に変わるジレンマ
時間経過で必要から不要になる情報もある。例えば初学の頃はLinux開発環境の構築を、その辺の手順ブログを手引きとして活用したいがために(これも今思うと怖いことだけど)、ブックマークしておくこともよくあるだろう。しかし技術的に成長してそういった手順を何も参照せず踏めるようになったら、その親切なブログは不要になる。
初学の頃にあとあと情報が不要になるかどうかなんてわからない。この辺はジレンマだ。
よって不定期に情報の取捨選択をする必要がある。基本的すぎる覚えた情報は捨てる癖をつける。
Qiitaも同様。ちょっとした実装手順のメモ書きをブックマークしてたが、今となっては不要なものが95%ほど。