orgtblを保存時にGitHub Flavored Markdown形式に置き換え

Emacsにはorgtblという素晴らしいマイナーモードがあって
非常に簡単に表を書けるのですが、GitHub Flavored Markdownとは
微妙に書式が異なるので、Markdownで表を書くときに不便です。

orgtblの場合

| aaa | bbb |
|-----+-----|
| 100 | 200 |
| 300 | 400 |

この+を|に置き換える必要があります。

GFMの場合

| aaa | bbb |
|-----|-----|
| 100 | 200 |
| 300 | 400 |

どうするか？

メジャーモードがmarkdown-modeのときだけ、
ファイル保存時にorgtblの書式をGFMに変換します。

init.el等に以下のように記載します。 ¹

(defun convert-orgtbl-to-gfm ()
  "バッファ内のorgtblをGFMのテーブルに変換します。"
  (interactive)
  (save-excursion
    (goto-char (point-min))
    ;; |----+-----+----|の行を見つけたら|----|-----|----|に置き換える
    (while (re-search-forward
            (rx bol (* (syntax whitespace)) "|" ;; 行頭 "|"
                (+ (+ "-") (group "+"))         ;; "---+ の連続 ("+" だけキャプチャ)
                (+ "-") "|"                     ;; 最後の列 "|"
                (* "\s") eol)                   ;; 行末
            nil t)
      (replace-match (replace-regexp-in-string (rx "+") "|" (match-string-no-properties 0))))))

(defun my-markdown-hook ()
  (orgtbl-mode t)
  (add-hook 'before-save-hook
            'convert-orgtbl-to-gfm
            nil
            t    ;; buffer-local
            ))

(add-hook 'markdown-mode-hook 'my-markdown-hook)

これで、markdown-modeでファイル保存時に、orgtblがGFMのテーブルに置き換わります。
このテーブルを再びEmacs上で編集し始めると、元のorgtbl形式に勝手に戻るのですが、
また保存時にはGFM形式に変換されるので問題ありません。

わからなかったこと

正規表現のカッコが２重になっていまして（\\(-+\\(\\+\\)\\)+-+）
この真ん中のカッコ内の+を|に置き換えたいのですが、
replace-matchなどでどうやって真ん中のカッコを指定したらいいか
わかりませんでした。

結局今のところ、該当行を見つけて、その範囲内でreplace-stringする
という微妙な感じの処理をしています。¹

ご指導ご鞭撻のほどお願いします！

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

---

1. ※コメント頂いた内容を反映しました。 ↩