知り合いが主催者だったので、エクサキッズを見に行かせてもらいました。
エクサキッズについて
エクサキッズとは
福岡・九州でプログラミングやICTを学ぶ子供たちのために、コンテスト・発表会・展示会をベースとした大会を開催したい。甲子園大会や万博のような、憧れ、目指すべき目標となるような大会がEXA KIDS。
イベント内容
ITキッズコンテスト
以下の3部門に分かれて、子供たちが大勢の観衆たちの前でプレゼンテーションをしていました
- チャレンジコース
- アイディアコース
- エキスパートコース
※ 私はエキスパートコースの数人のプレゼンテーションを聞かせてもらいました
ワークショップブース
各部屋にIT・プログラミング・ものづくり・クリエイティブなどに関わる様々なコンテンツがあり、
子供たちが行きたいところに行って楽しんでいました。
※ 子供たちの活気がすごく、おばさん一人でうろちょろする勇気がなかったので見れませんでしたww
講演会
子供だけでなく保護者や教育関係者などで一緒にこれからの教育を考えるための講演会が開かれていました。
以下の3公演があったようです。
- プログラミング対談(子供プログラミング教育について)
- ゲスト公演会(N高等学校 副校長 上木原孝伸さん)
- ITトークセッション(株式会社セブンセンス代表 吉田拓巳さん×ONE FINANCIAL CO., LTD. CEO 山内奏人さん×EXA KIDS実行委員 近藤 悟さん)
※ 私はITトークセッションを聞かせてもらいました
ITキッズコンテストまとめ・感想
①pythonで作る小学生向けSNS
小学校6年生の子の発表でした。
youtubeがすきで、youtubeを作ってみたくて、Pythonがyoutubeの一部に使われているということでPythonに興味をもったとのこと。
小学生はスマホをもっておらず、連絡手段に困っている
電話するにしても家族が出ると気まずいし。。
という問題を解決するために、SNS『Play』を作成したとのこと。
イベントを作成し、そのイベントに対して遊べるor遊べないを選択できます。
スマホはなくてもPCからアクセスでき、遊ぶときの連絡手段にできる!という話をしていました。
小学生がPythonでそんなの作っちゃうんだ~の驚きもしかり、
プレゼンテーションの発表あんな大勢の観衆の前で臆することなく堂々と発表している姿がとても印象的でした。
しかも問題提起からの課題解決という、プレゼンテーションの構成もしっかりしている。
そして何よりも、自分が困っていることに対して、自分でプロダクトを作って解決しようという思考がいいですね。
自分が小学校の時を思い出すと、Pythonどころかそもそもパワーポイントも使ったことなかったんじゃないかな~そもそも家にPCなかったな~と思います(そもそも未だにPython使ったことないのに。。)
とてもすごいなーと思いました(小並感)
②数当てゲーム
中学3年生の発表でした。
iPhoneアプリで数あてゲームを作成したそうです。
1~100の中で自分が予想した数字を入力すると、
正解の数字より「もっと大きいか」or「もっと小さいか」のヒントがでます。
それを何度も繰り返して、正解の数字をあてるというゲーム。
間違えた回数はカウントされており、
8回以上間違えると、「お前はバカ」といわれてしまうらしいww
そんなちょっとした遊び心もおもしろいな~と思いました。
最初は正解の数字をリストで準備していたらしく、
何度もやっているうちに正解を覚えてしまって全然つまらくなったので、乱数で準備するようにしたという開発エピソードもありました。
たぶん最初は乱数を発生できることを知らなかったのかなと思うのですが、乱数発生させるといいと解決策を見つけ出せたのは自力で導き出したのか、周りの手助けがあったのか少し気になりました。
③1 ONE LIFE
中学校2年生の発表でした。
スクラッチを使って、「1 ONE LIFE」という敵の攻撃を避けるゲームを作成したそうです。
3つのステージごとに敵の攻撃のレベルが上がっていくんですが、
ステージ3では攻撃が結構激しくておもしろかったですw
初見では絶対クリア不可能だろうという怒涛の攻撃ww
攻撃の激しさに反し、UIはレトロゲームのようなドット絵なのがすごくかわいかったです。
敵をドット絵で作るのが難しかったそうですが、結構色々な敵の構図をドット絵で作っていました。
とても上手で、美術系の才能もあるんじゃないかなあと思ったり。
パワーポイントもすべてレトロゲームのような見た目になっていて、
画像編集のスキルもありそう。
ゲームとパワーポイントの世界観が統一されたとてもきれいな発表でした。
いや本当にどうしてみんなこんなにハキハキと、こんな大勢の前でプレゼンできるのか。。。
ITトークセッションまとめ・感想
以下の2人が、EXA KIDS実行委員 近藤 悟さんの進行をもとにトークセッションをしていくスタイルでした。
◆吉田拓巳さん(株式会社セブンセンス 代表)
1995年生まれのVJ、映像演出家、空間プロデューサー、Webクリエイター。日本最年少社長として15歳で株式会社セブンセンスを設立。16歳で10代のネット擬似投票サイト「Teens Opinion」をリリースし、大きな話題を呼んだ。女性アーティストMINMI主催のイベント「FREEDOM」やMINMI全国ツアーをはじめ、大型EDMフェス「ULTRA JAPAN」映像演出、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」のテクニカルディレクション、その他店舗等の空間プロデュース、企業のブランディングも手掛ける
◆山内奏人さん(ONE FINANCIAL CO., LTD. CEO)
2001年生まれ。16歳。6歳のときに父親からパソコンをもらい、10歳から独学でプログラミングを始める。
2012年には「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト」の15歳以下の部で最優秀賞を受賞。
2016年にはウォルト株式会社(現ワンファイナンシャル株式会社)を創業。個人間決済サービス「ONEPAY」などを手掛ける。
2017年11月 VCから1億円を調達。
自分より若い2人が、何を思って起業の道を選んだのかと興味をもっていました。
吉田さんは、やりたいことをやっているうちに漠然と起業を考えるようになり、正直ノリで起業した感覚に近いとのこと。起業してやることは、起業してから考えようと思っていたとのことでした。
山内さんは、やりたいことを実現するためには起業する道しかなく、必要に駆られて起業したとのこと。
色々お話聞かせていただいたんですが、下の二つにまとめますw
- やりたいこと・すきなことには全力をそそぐ
- 固定観念にとらわれず、自分がやりたいことをするだけ
自分はこれがすきなんだ、これがやりたいんだという強い信念を持っている人は強いなと改めて思いました。
「学校の勉強はしたほうがいい」「起業は難しい」とかいろいろな固定観念にとらわれていない姿も印象的でした。
意思決定の主軸が自分にあるところがかっこいいですね。
イメージで物事を考えず、事実ベースで物事を考えるように気を付けたいです。