シェルスクリプトではパイプラインを用いて、同時に実行するコマンドに出力を渡してあげる事が可能です。
渡される出力を 標準入力 と呼びます。
このパイプラインがDOSコマンドやPowerShellと比較にならないほど強力です。
標準入力を用いる例
例:echoで渡された出力「パスワード」をzipで圧縮してからリダイレクトする
$ echo "パスワード" | gzip -c > ./test.txt
例:内蔵モニタの明るさを変える(lightとzenityが必要です。)
$ zenity --scale --print-partial | while read i;do light -S $i;done
例:sedコマンドを練習する
$ echo aaabbbccc | sed 's/bbb//g' #bbbを取り除く
aaaccc
こんな感じで便利に使う事が出来ます。
1.test.shを作り内容を以下の様にします。
stdin=`cat`
echo "ここから標準入力"
echo $stdin
echo "ここまで標準入力"
2.実行してみる
$ chmod +x test.sh
$ echo "標準入力テスト!" | ./test.sh
ここから標準入力
標準入力テスト!
ここまで標準入力
簡単でした。