Azure 多通貨展開に向けて
本記事について
現在、関連メンバーで議論をしながら、本記事を整理しているため、本記事の更新を定期的に行います
概要
通貨換算の方式を整理
データの保持方針
1.通貨別のレコードの挿入により対応する方針(別テーブルで保持も含む)
- メリット
- 集計を簡単に行える
- デメリット
- レコード数が肥大化する可能性がある
- 通貨のフィルターが常に必要となる
2.列の追加により対応する方針(通貨マスタとの結合による集計も含む)
- メリット
- 集計を簡単に行える
- デメリット
- レコード数が肥大化する可能性がある
集計タイミング
- キューブ(PowerBi)より前で、処理
- キューブ(PowerBi)移行で、処理
通貨換算方法
- 1つの通貨換算値で集計
- 2つの通貨換算値(複数の条件に基づく場合)で集計
- 日付と通貨で集計
パターン
- 最新
- 期首
- 期末
- 始まり値
- 終わり値
- ・・・
集計方法
1.レコードの追加により対応する方針(別テーブルで保持も含む)
該当列の集計のみでよい。
2.列の追加により対応する方針
1. 1つのメジャーに、複数の通貨を含ませる
- メリット
- 通貨の切り替えを、ディメンションによって実施できる
- デメリット
- 表示形式(¥000、$000.00等)を適切に実施できない
- 多通貨のメジャー
2. 通貨別のメジャーを作成する
- メリット
- 表示形式(¥000、$000.00等)を適切に実施できる
- デメリット
- 表示形式(¥000、$000.00等)を適切に実施できない
参考リンク
Currency conversion in DAX for Power BI and SSAS
How to create a highly performant multi-currency solution in SSAS