まずは, 以下の 第19回レイヤ3 概要 から 第23回レイヤ3 サブネッティング までを読んでほしい。
その上で, まずはアドレスの種類を整理する。
Internet Protocol (IP)
Internet Protocol (IP) は 2 つのバージョンが存在する。
それぞれのバージョンでアドレスの詳細な種類が異なってくる。
IPv4
- IP アドレス
- グローバルアドレス
- プライベートアドレス
- ネットワークアドレス
- ブロードキャストアドレス
- マルチキャストアドレス
上記のサイトで例えられた市外局番が ネットワーク部, 市内局番が ホスト部 と呼称される。
IPv6
- ユニキャストアドレス
- エニーキャストアドレス
- マルチキャストアドレス
上記のサイトで例えられた市外局番が プレフィックス, 市内局番が インターフェース ID と呼称される。
なお, IPv6 にブロードキャストアドレスは存在しない。また, グローバルアドレスやプライベートアドレスの区別も存在しない。
例題の考え方
問題文に プレフィックス, インターフェース識別子 という単語が存在する場合, IPv4 ではなく IPv6 を扱っていることが分かる。
そのためこの時点で, プライベートアドレスという選択肢は無くなる。
続いて, インタフェース単位で 1 つずつ付与する と記載されているため, 複数の宛先を設定するマルチキャストアドレスや, アドレスそのものを表現するわけではないサブネットアドレスという選択肢も無くなる。
問題はユニキャストかエニーキャストか。
仮に, 問題文に「単一のホストに のみ 設定できるアドレス」というキーワードがあれば, ユニキャストで確定。
逆に, 「同一のアドレスを 複数のホスト ipipに設定できる」というキーワードがあれば, エニーキャストで確定。
この辺は問題をよく読むしかないかな。。。
以上。