小規模企業共済の一般貸付 実践編

はじめに

小規模企業共済の一般貸付で運転資金()をゲットしてきたので、事前調査で分からなかった点を中心にお届けします。

背景

前回の概要編で、小規模企業共済をしばらく続けると、自分が払ったお金から一般貸付で借りることができることをお話ししました。ウソです。書いてません。他の記事をご参照ください。

実際に借りた報告は少ないなと思うので、ここにメモしておきます。

前提条件

商工中金 新宿支店でのお話です。

電話する（不要）

小規模企業共済のホームページには

借入窓口の金融機関へ、事前にお電話の上、実印と必要書類をご持参ください。

と書かれています。

案内通り電話しました。

そしたら！

電話しなくてもいいのでご都合のよろしい時間に直接窓口までお越しください

とのこと！！

お役所間連携不足！！！

折角電話したので、空いている時間を聞いてみました。

開店直後がいいですね

それじゃ通勤ラッシュにぶち当たっちゃいますね。

必要書類

必要なものは下記の通り

• 本人確認書類
• 収入印紙
• 印鑑証明書と実印
• 共済契約者番号と氏名が掲載されている中小機構からの送付物

本人確認書類

小規模企業共済のホームページには

運転免許証、パスポートなど。

と書かれています。「など」に何が含まれているのか分からないという謎の案内になっています。

電話や窓口での話では、マイナンバーカードはOKのようです。

おそらく、名前・生年月日・住所・写真 がある公的証明書といったところかなと思います。

収入印紙

私の場合は郵便局で買いました。基本的に現金のみで買えるようです。

コンビニでも売ってますが、たぶん200円を複数枚になると思います。

書類上の貼るスペースが狭いので、複数枚だと面倒なことになりそうです。割印も押さなきゃいけないし。

商工中金では売ってない感じでした（ソースは他の客の盗み聞き）

印鑑証明書と実印

まあ、これはいいでしょう。

共済契約者番号と氏名が掲載されている中小機構からの送付物

これもいいでしょう。

窓口

アクセス

前提条件にも書きましたが、商工中金 新宿支店でのお話です。

新宿駅からはちょっと遠いので、西新宿駅か都庁前駅を使えるといいです。

1階から入るとエスカレーターがあるので、それに乗ってLBという名の2階に行きます。

そこでエレベーターに乗り、3階に行きます。

エレベーターを降りると商工中金の案内板があるのでそれに導かれて店内に入ります。

すぐ案内人が要件を伺ってくるので、

「小規模企業共済の一般貸付」

と呪文を唱えると番号札をくれます。

たぶん、「小規模企業共済」のボタンを押していたと思います。（案内人が不在の時はそれを押しましょう）

なお、スーツじゃなくても場違いではないです。むしろスーツだと行員かなと思われてしまいそう。

書類記入1

基本的に1年の一括返済を選ぶと思うのですが、いろいろ選択肢を説明されるので一瞬戸惑います。

24か月バージョンがあるんだっけー（それのほうが手間が少なそう）って思いますが、その場合6か月毎に分割返済しなきゃいけないので面倒です。

「12か月の期限一括償還」というのを覚えておくとスムーズかと思います。

見出しを書類記入としましたが、実際はタブレットに入力します。

小規模企業共済のホームページには

書類は3枚複写

と書いてあるけどね・・・

名前と住所の一部はタブレット上での手書き入力になります。

住所の、郵便番号から検索できる範囲は自動入力です。

IMEが必要そうなところだけ手書きといった感じでしょうか。

借りる理由・用途は聞かれないんですが、記入欄としては存在していて、

• 運転資金
• 設備投資
• その他

といった選択肢だったように記憶しています。その他を選んでも、詳細入力欄はありません。

入力が終わると、裏で事務処理が始まります。

書類記入2

裏の事務処理が終わると、印紙を貼ったり実印押したりする作業があります。

実印の照合を、「地面師たち」の第一話みたいな感じでヒラヒラやります。吹き出さないように注意しましょう。

（自動車を買う時にも照合すると思うんだけど、ヒラヒラを経験したことが無い）

貸付け金の受けとり

小規模企業共済のホームページには

借入窓口が商工中金の場合は、午後2時までに窓口で手続きをすると、その日のうちに貸付けを受けることができます。

と書かれています。

「受ける」って、現金なんですかね。口座へ振り込みなんですかね・・・。

実際はどちらでもよいのですが、振込だと振込手数料が1100円かかります。

（振込は貸付とは別処理で、現金を窓口から振込するということになるのかも）

振込手数料は絶対払いたくないマンなので、現金を選びました。

今回は 300万円借りたので、1.5%の利子を引いて、295万5千円を受け取ることになります。

札束2つとバラの95万円になってしまうので、もしかしたら 305万円を借りて、札束3つと4250円を受け取る方が嬉しいかもしれません。（借入額は5万円単位）

また、出入口にセブン銀行のATMがあります。ほとんどの銀行で、入金は1度に50枚までという制約があると思いますが、複数回操作すれば入金できそうです。

自分は持ち帰って、家族を札束でひっぱたいたりなどひとしきり遊んだあと、地元の銀行ATMから入金しました。

メガバンクだと1度に200枚まで入るようです。

（「バブル時代のボーナスって、入れた封筒が立ったらしいよ」を検証してみた図）

帰り

エレベーターに乗ったら、LBを押しましょう。

その他

1年後に借り換えの手続きをすることを考えると、外に出るのがおっくうにならない季節に行くのがいいと思います。

まとめ

• 電話しなくてもいい

• 本人確認書類はマイナカードでもいい

• スーツじゃなくても場違いではない

• 申込書はタブレット入力。一部手書き（タブレット上で）

• 現ナマか、振込か選べる。振込手数料は1100円

• 入口にセブン銀行ATMがある

• 300万円ぽっちでは札束風呂には程遠い