2017年頃までMacや LinuxでインストールできていたUreka(IRAF,Ds9,xgterm,pyrafなど)が使えなくなったみたいなので新しくAstrocondaを入れてIRAF,ds9などのインストールをしたので、インストール方法のメモを書いておきます。
要するに、Mac (Linuxでも可)でのIRAF,ds9,pyraf,xgterm,pyenvその他もろもろのインストールの仕方です。(最近Ubuntu18,16でインストールしたら、なんか動かなくなってました。原因は調査中です。 anaconda2-5以降source activateが使えなくなっているみたいなのでそれが原因で動かなくなっていたみたいです。)
以下の順番で環境を整えていきます
手順1.pyenv をインストールする(Mac編, Linux編)
手順2.anacondaをインストールする。
手順3.astroconda,IRAFのインストール
(※astrocondaのIRAFは32bitでインストールされるので注意してください)
手順4.irafのセットアップ
※すべての作業は1つターミナルのターミナルで出来ます。
※ほとんどコピペでインストールできると思います
手順1.pyenv をインストールする(Mac編,Linux編)
gitでcloneした後でパスを通します。
pyenv をインストールする(Mac編)
##手順1.pyenv をインストールする
git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
pyenv をインストールする(Linux編)
##手順1.pyenv をインストールする
git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
pathを通して、シェルを再起動すると pyenv コマンドが使えるようになる。
手順2.anacondaをインストールする。
pyenvを入れ終わったら、pyenv を使ってanaconda2をインストールする。
とりあえず、anaconda2-4.1.1を入れときます。
##手順2.anacondaをインストールする
pyenv install --list ##利用可能なpythonのバージョン一覧を確認する
pyenv install anaconda2-4.1.1 ##pyrafを入れるのでastrocondaのページにしたがってanaconda2を入れときましょう
#astrocondaを入れるのでとりあえずanaconda2を使う設定にしときましょう
pyenv global anaconda2-4.1.1
pyenv rehash
手順3.astroconda,IRAFのインストール
anacondaをインストールしことで、condaが使えるようになったはずなので、condaを使って
astrocondaとIRAFをインストールします。
#手順3.astroconda,IRAFのインストール
#Configure Conda to use the Astroconda Channel
# Writes changes to ~/.condarc
conda config --add channels http://ssb.stsci.edu/astroconda
#IRAF,pyrafなどのインストール
conda create -n iraf27 python=2.7 iraf-all pyraf-all stsci
#irafのアクティベート
source activate iraf27
##※アクティベートが出来ないとき!
#pyenv からバージョンを選択しても動くみたいです
pyenv local anaconda2-4.1.1/envs/iraf27 #localのところをglobalにしてもOK
pyenv rehash #rehashしないとpythonの動作環境が切り替わらないっぽいです
#pyenvとanacondaでなんか衝突することがあるらしいです
pyenvとanacondaの共存のための回避策 #source activateがうまくいかなかったらここを参考にするといいかも?
iraf27がアクティベートされると下の写真のターミナルのように(iraf27) が表示される
iraf27はanacondaが動く環境下でアクティベートしないと動かないっぽい?
手順4.IRAFのset up
iraf27がアクティベートされている状態で
mkdir ~/iraf
cd ~/iraf
mkiraf ##mkiraf以降は好みに合わせて設定してください
動作確認
とりあえずpyrafが動くならIRAFも動くと思うのでpyrafとds9を動かしてみましょう
ds9 & #ds9の起動
pyraf #pyrafの起動
#pyrafでdisplayが動くかの確認
display dev$pix 1
#pyrafでsurfaceが動くかの確認
surface dev$pix
.exit #pyrafはirafと違ってlogoutで終了できないみたいです。
以上でMac,Linuxの環境にIRAF,Pyrafなどの環境がインストールされると思います。
とりあえず、リクエストがあれば時間がある時に記事を修正します。
参考元
手順1.pyenv をインストールする
https://qiita.com/1000ch/items/93841f76ea52551b6a97
手順2.anacondaをインストールする。
https://qiita.com/shizuma/items/027167c6257f1c9d2a6f
手順3.astroconda,IRAFのインストール
http://astroconda.readthedocs.io/en/latest/