資料目的
- 初期状態のWindowsパソコンに対して、GPUの設定を行う
- そもそも、GPUとかCUDAとかが何なのかを学ぶ
環境
- OS:Windows 10 64bit ノートパソコン
- Geforce970 MX
GPUとは
このページが役に経ちました。以下は簡単にまとめている部分が多いです。http://www.gdep.jp/page/view/248
GPUとはGraphics Processing Unit の略称で、その名の通りPCやワークステーションにおいて画像処理を担当する主要な部品の一つです。高速のVRAM(ビデオメモリ;グラフィックボード上のGPU専用メモリ)と接続され、グラフィクスシェーディングに特化したプロセッサが多く集まった構造を持っています。一つ一つのプロセッサの構造は単純なためその機能はCPUに比べて限定されたものですが、大量のデータを複数のプロセッサで同時かつ並列処理することができます。
要は、
- 画像処理を行うためのもの
- 高速のVRAMを接続(ビデオメモリ;グラフィックボード上のGPU専用メモリ)
- 並列処理が得意
GPUメーカーと種類
主要なメーカーは、最近ではほとんどがNvidiaとAMDとのこと。ただし、Nvidiaの方が名前を聞く気がします。理由としては
NVIDIA社がCPUの進化に対抗して汎用計算に対応したGPUを開発し、その統合開発環境としてCUDA(後述)を配信したことで、GPUコンピューティングがより普及するようになりました。
NvidiaのGPUの種類は以下。※値段は適当です。。シリーズの中でも種類や発売時期でかなり値段が変わりますので、ご参考程度に見てください。
- GeForceシリーズ
- コンシューマ向け
- DirextXに最適化
- 3Dゲームにむいている
- GPUのチップ開発はNvidia、グラボはOEM
- 価格:TitanXで、18万ほど。
- Quadroシリーズ
- OpenGLに最適化
- 3DCG作成やCADなどを利用
- 計算速度や正確さが求められる
- (上記とのトレードオフで)ゲームは苦手
- Nvidiaが認めた会社だけがグラボを作れる。
- 価格:6000シリーズだと50万ほど??
- Teslaシリーズ
- グラボから映像出力機能を除いたもの
- GPUコンピューティングに最適
- 高い計算精度が求められるCAE、金融などの分野で利用
- メモリがたくさん
- 価格:K80で80万程度??
CUDAについて
GPUと同じように良く聞く単語、CUDA。
CUDA(クーダ)とはCompute Unified Device Archtectureの略称で、半導体メーカーNVIDIA社が提供するGPUコンピューティング向けの統合開発環境です。
- 無料
- プログラム記述、コンパイラ、ライブラリ、デバッガなどから構成
- C言語ベース
CUDA対応の環境(2016/01/07現在)
- 最新版:7.5
- Windows 7以降(10も対応)
- Visual Studio community 2013