kintone で外部ユーザーと情報共有する手段としては、ゲストユーザ機能がありますが、追加の月額費用が必要なため、手軽にはできません。
無料で、情報共有する手段としては、いろいろありますが、同じクラウドデータベースで無料で使用できる Airtable を試してみます。
無料枠の制限は、
Unlimited bases
1,200 rows / base
2Gb attachment space / base
base は、kintone スペースに相当?。base 内に複数テーブルを持てます。
ずいぶんと太っ腹です。無料枠でAPIも使用できます。
Airtable ダッシュボード
情報共有するチーム毎に、アクセスできるデータベース(Airtable では BASE)が並びます。
顧客情報 BASE
操作方法は、どちらかというとGoogle のスプレッドシートに近いかもしれません。
一覧画面で、入力・更新・削除が可能です。入力されたデータは、すぐにデータベースに反映されます。
元に戻した場合は、Undo / Redo 操作が可能です。
便利なのは、Excel からコピペが出来ること。セル間のコピペ・ドラッグ操作など。
項目のカスタマイズなどもこの画面から変更可能です。
kintone の場合は、項目の文字列などのタイプを変更できませんが、Airtable は、可能です。
入力フォーム
レコード単位の入力フォームは、1項目毎に配置されたものになります。
用途に合わせて、何種類かフォームを作成できます。
kintone に慣れていると、ここは物足りなく感じます。
情報共有 チームメンバ追加
チームへメンバを追加するのは、メールアドレスと権限(Read Only, Edit Only, Creator)、招待メッセージを指定するだけです。
招待されたメンバは、送られたメールにあるリンクをクリックしてメールアドレス・名前を入力するとログインできます。
Google メールなら、1クリックで済みます。
情報共有 Shared table views
誰でも参照できるように、テーブルを公開できます。
公開されたページは、参照のみで編集できません。
公開されたページ。編集以外のソートやフィルター機能が使用できます。
情報共有 Airtable embed
HTML に組み込んで、公開する場合のコードが生成されます。
kintone アプリのデータから Airtable の BASE を作成
一番簡単なのは、CSV に書き出して、Airtable でImport する方法です。
Unicode(UTF-8) で書き出します。
Airtable で読み込むときに、先頭項目が位置固定となりますので、キー項目が良いと思います。
Airtable で、New Base 、Import を選択します。
あとは、ウィザードに従って、Import すると 「Imported Application」という名前で Base が作成されます。
出来上がった Base の名前や、view , 項目のタイプなどを変更すれば完成です。
変更は、変えたいところをクリックするとカスタマイズメニューが表示されます。
英語ですが簡単な単語が多いので、わかりやすいと思います。