楽しみにしていたThe Fragrance Lab
今年のカンヌライオンズで話題になっていて、おもしろそうだなぁ、、と思っていたところ、re:Inventのパビリオンにデモが出ると聞いて、絶対体験することにしていました![]()

The Fragrance Labとは?
「The Fragrance Lab」はAmazon BedrockとAmazon Novaを使用して構築。人と会話するときのように会話することで、香水をパーソナルに調合し、できあがった香水のビジュアルを制作します。
香水の調合は、Amazon Nova SonicとAmazon Nova Proを使用。会話から好みや性格を把握、分析し、ノートを厳選。その後、調香師の方がこれをシグニチャー・フレグランスへと仕上げ、一人ひとりの個性とストーリーを反映した、パーソナルな香りを創り上げます。
ビジュアルの制作は、画像生成モデルのAmazon Nova Canvasを使用。パーソナライズされた香水のビジュアルを制作します。また、Amazon Nova Reelにより、ビジュアルを動画コンテンツへと変換します。
こんな会話をしました
大きなタッチパネルディスプレイに案内されたら、ヘッドセットを装着。
簡単なステップの説明を聞いてから、「Design my Fragrance」と言うとスタートします。

好きな香りそのものではなく、いくつかの好きな情景や雰囲気を伝えていくと「ELEGANT」というワードを導き出してくれました![]()

その後、好きな気分を聞かれ、「とにかく楽しいことが好き!劇場にミュージカルを見に行くのが大好きです!」と言ったら「JOYFUL」が出てきました。さほど英語に自信はなかったので、なんだか伝わっている気がして嬉しかったです![]()

最後に、好きな曲を聞かれ、「アニーのトゥモローが好き!」と答えたら「CURIOUS」が出てきました。

質問の内容は調香師さんとお話しているような内容ではありましたが、いきなり聞かれると少し戸惑うかもしれないです。その場合はサジェストアンサーが表示されており、タップで選択することもできました。
30秒ほどで選ばれたノートが表示されました。

次は、ビジュアル制作です。最初に商品名と画像素材、タグタイトルをそれぞれ2案ずつ出してくれました。

画像素材は2案とも寄せ集め感があってちょっとどうしよう・・・と思ったので、サジェストにあった「MORE MODERN」と伝えてみたらいい感じのものを出してくれました。

完了するとQRコードが表示されます。それを自分のスマートフォンで読み込むと、出来上がったビジュアルと動画を確認できます。動画には音声もついていましたが、商品名をフランス語のものを選択したためか、フランス語のアナウンスでした。
調香師さんによる最後の仕上げ
続いて、調香師さんと直接会話しながら、香水の最後の仕上げです。「普段はどんな香水を使っているの?」「これとこれだとどちらの香りがよい?」「こちらもおすすめだけどどう?」などの質問をされ、実際に香りをかぎながら決めていき、遂に香水が完成!

できあがった香水をふりかけてもらったビジュアルと、香水を受け取って終了です。
体験してみて
- パーソナル商品はいろいろありますが、タブレットを使用するものの多くは選択肢の中から自分に近しいものを選ぶことが多いと思います。The Fragrance Labのように自分が発する言葉からキーワードを導き出してくれると、より「私だけのもの!」という体験になると感じました。
また、AIと対話して導き出されたノートから自動的に香水のボトルが出てくるのではなく、最後はリアルな調香師さんに仕上げてもらうことで、唯一無二なパーソナル品に仕上げてくれると思います。 - AIとの対話からキーワードを導き出し、それに適う画像やフレーズを組み合わせるビジュアル制作は、様々な商品やサービスに展開でき、クリエイティブパターンの量産をかなり助けてくれると思いました。
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